2026.01.08
ヨハネス・フェルメール 《真珠の耳飾りの少女》
1665年頃 44.5×39 cm 油彩・カンヴァス
マウリッツハイス美術館 © Mauritshuis, The Hague
2012年「マウリッツハイス美術館展」以来の来日
オランダの黄金時代の美術を代表する画家 ヨハネス・フェルメール(1632-1675)の傑作《真珠の耳飾りの少女》が、日本で展示されることとなりました。約120万人が来場した、2012年の「マウリッツハイス美術館展」(朝日新聞社など主催)以来、実に14年ぶりの来日となります。
マウリッツハイス美術館 © Mauritshuis, The Hague
「来日はおそらく最後の機会」と館長
この作品は、オランダ・ハーグのマウリッツハイス美術館が所蔵する世界的名画で、原則として館外への貸し出しはされていません。今回の来日はマウリッツハイス美術館の改修工事による臨時休館に伴い実現することとなりました。同館のマルティネ・ゴッセリンク館長は、「当館には毎年、フェルメールの《真珠の耳飾りの少女》を愛する何千人もの日本人観光客が訪れます。当館にとって、この『少女』の旅は、日本の皆さまに彼女を送り届けられる、おそらくは最後となるであろう特別な機会です。」と話します。
展覧会は大阪のみ、巡回はなし
本作品は、大阪中之島美術館・朝日新聞社・朝日放送テレビの主催で、2026年8月21日(金)から9月27日(日)まで大阪中之島美術館(大阪市)で開催する展覧会で公開されます。詳細情報は2月下旬ごろに発表する予定です。
なお、展覧会は大阪のみの開催で、他地域への巡回はありません。
◇
ヨハネス・フェルメール(1632-1675)
美術の黄金時代であった17世紀オランダを代表する画家の一人であり、静謐な日常生活の情景を精緻に描いた作品で知られる。制作に関しては一枚の絵に長い時間を費やしたため、完成させた作品は多くなく、現存する作品はわずか30数点しか知られていない。
画家になった当初は聖書や古典神話に基づく歴史画を描いていたが、24歳頃から室内風俗画へと転向した。マウリッツハイス美術館所蔵の《真珠の耳飾りの少女》は、フェルメール作品の中でも最も著名で世界的に広く愛される作品の一つである。
<マウリッツハイス美術館>
オランダ・ハーグにあるマウリッツハイス美術館は、主に17世紀のオランダ・フランドル絵画の優れたコレクションで知られる。館の建物はオランダ古典様式建築の傑作と評され1644年に邸宅として建設された。その後、1822年に王立美術館として開館した。美術館の基礎となるコレクションは、オラニエ公ウィレム5世の絵画収集品であり、彼の息子であるオランダ初代国王ウィレム1世によって美術館が創設された。所蔵作品には、フェルメールの《真珠の耳飾りの少女》、《ディアナとニンフ》、《デルフトの眺望》の3作品のほか、やレンブラントの《ニコラース・テュルプ博士の解剖学講義》をはじめ、ルーベンス、フランス・ハルス、ヤン・ステーンなど著名な画家の傑作が含まれている。
(美術展ナビ編集班)

WACOCA: People, Life, Style.