
1月4日、スターマー英首相(写真)は、国益にかなう場合には「個別案件ごと」に欧州連合(EU)の単一市場とのルール調整をより緊密に進めるべきだとの考えを示した。写真は、英ロンドンのダウニング街10番地(首相官邸)を後にする同首相。2025年11月撮影(2026年 ロイター/Phil Noble)
[ロンドン 4日 ロイター] – スターマー英首相は4日、国益にかなう場合には「個別案件ごと」に欧州連合(EU)の単一市場とのルール調整をより緊密に進めるべきだとの考えを示した。
スターマー氏はBBCに対し、英国とEUの関係は過去10年間で最も強固になっていると指摘。「(EUに)もっと近づくべきだ。単一市場とのさらなる協調が国益になるのであれば、検討すべきであり、そこまで踏み込むべきだ」とし「さらに前進することが国益にかなう」と強調した。
英政府とEUは先月、英国の学生が2027年から留学交流プログラム「エラスムス・プラス」に復帰することや、電力市場の統合に向けた交渉を開始することなどに合意した。
スターマー氏は、他の分野についても単一市場との協調が利益になるか検討すべきだとし「案件ごと、セクターごとに」関係を考慮する必要があると述べた。
これに対し、野党・保守党は「労働党によるブレグジットへの裏切りが日を追うごとに鮮明になっている」と批判。プリティ・パテル外交担当報道官は「スターマー氏は党内の一般議員をなだめるため、単一市場との協調を追求している。これは規制緩和や独自の貿易協定を結ぶ自由を放棄するものだ」と非難した。
また、スターマー氏はBBCのインタビューで、支持率の低迷や党首交代の憶測について、来年の今頃も自分が権力を維持していると述べた。
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