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新春トップインタビュー2026

魚岸 成光 氏。大切にしていること 謙虚な姿勢と感謝の心 

創業80周年 DX支援を新事業に

―昨年を振り返って。

自動車部品などのダイカスト金型の設計、製造を手掛けている。3年前から生産現場にIoTを導入し、製造過程におけるCO2排出量の見える化と削減に取り組んでいる。昨年はこのプロジェクトを通じ、新事業の可能性を見出すことができた。

―新事業とは。

工場のIoT化のノウハウを生かし、DXコンサルティングという形で、繊維会社と取引ができた。アナログ文化が根付いている中小企業の生産現場を調査し、「紙とペン」の現状に寄り添いながら、現場の負担を考慮した段階的なデジタル化の伴走を行った。業種は異なるが同じ製造業なので、何をどう進めれば現場の理解が得られるかが分かる。これが当社の強み。今年は受注を増やし、事業の柱にしていきたい。

―SDGsに続き、SWGs(持続可能な幸福目標)を意識した経営を推進している。

SWGsのWはウェルビーイングの頭文字で、身体的、精神的、社会的に満たされた状態を目指す考え方だ。当社は「人と環境の幸福」を特に意識している。冒頭のCO2排出量削減もSWGsの取り組みの一つで、昨年は2018年比で約28%削減できた。製造過程を通じ、顧客の脱炭素化にも貢献できることから、重要なプロジェクトと位置付けている。二つ目は人への投資。若手を中心に最大8%賃上げし、年間休日を増やした。従業員のフルタイム補償保険に加入したほか、資格取得も支援している。三つ目は地域貢献。中学生を招いたオープンファクトリーや教育振興事業への寄付を通して地域の人づくりに力を注いでいる。

―創業80周年を迎える。

まずはこれまで事業を続けてこられたことへの感謝をお客様、取引先、地域の皆さまに伝えたい。社員への想いを形にした記念事業も計画している。感謝の心を胸に、この節目を次の10年、20年へと繋げる新たな出発点にしたい。

脱炭素化に向け、製造機の電気使用量を一元管理している

 

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