株式会社ナビタイムジャパンは、訪台旅客向けの観光ナビゲーションアプリ「Taiwan Travel by NAVITIME」の提供を開始した。台湾旅行の計画段階から現地での移動までを一貫して支援することを目的とし、多言語対応のルート検索や観光情報を備えたアプリとして展開する。
同アプリは、台湾全土を対象に、鉄道・路線バスなど公共交通機関と徒歩ルートを組み合わせたドア・ツー・ドアの経路検索に対応している点が特長だ。日本語、中国語(繁体字・簡体字)、英語、韓国語の多言語表示に対応し、リアルタイムのバス位置情報(バスロケーションシステム)や、周遊パス利用時の優先ルート検索機能なども搭載された。
台湾では公共交通網が発達している一方、案内表示が中国語繁体字中心であることや、路線バスに固定時刻表がないケースが多いなど、外国人旅行者にとっては利用の難しさが課題とされてきた。ナビタイムジャパンは、こうした交通事情を踏まえ、利用者が自身の言語で直感的に移動できる環境を提供することを狙いとしている。
同社はこれまで、訪日外国人向けアプリ「Japan Travel by NAVITIME」や、世界各国の乗換検索に対応する「NAVITIME Transit」などを通じて、多言語ナビゲーションのノウハウを蓄積してきた。今回の台湾向けアプリは、そうした知見を海外展開へと広げる初の取り組みと位置付けられている。
アプリには、台湾全土をカバーする地図・ルート検索に加え、4,800以上の路線に対応したバスのリアルタイム位置表示、14種類の鉄道・交通周遊パスに対応した検索機能、さらに約29万件に及ぶ観光スポット情報や、公共交通の利用方法を解説するハウツー記事なども盛り込まれている。
ナビタイムジャパンでは、今後も現地データの整備を進め、台湾の交通事情に即した機能改善を図るとともに、日本人のアウトバウンド需要拡大を背景に、旅行者の利便性向上と観光業界全体への貢献を目指すとしている。

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