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研ぎ澄まされた空間、美味なるイタリアン、そして非日常へ…。北野・ハンター坂の『EQUILIBRIO(エクイリブリオ)』(神戸市中央区)は、初期安藤建築である『RIRAN’S GATE』に店を構えるイタリア料理店です。

お店は建物の入り口から続くコンクリートの小道を進んだ先にあります。安藤建築に浸りながら歩く時間は、まるで旅をしているようなひととき♪ お店は建物の入り口から続くコンクリートの小道を進んだ先にあります。安藤建築に浸りながら歩く時間は、まるで旅をしているようなひととき♪

エクイリブリオとは「調和」「均衡」という意味で、冷涼で美しい空間、妙なる美食、温かいスタッフすべてのつながりを意味しているそうです。

「安藤建築で楽しむイタリアン」という発信を通じて、神戸を盛り上げたいそう 「安藤建築で楽しむイタリアン」という発信を通じて、神戸を盛り上げたいそう

「優れた素材があって、人がそれを形作っていく。それは建築も料理も同じです。無機質な素材を生かす安藤忠雄氏の建築に倣って、私もここでそんな料理が表現できれば幸いです」。そう話すのは、オーナーシェフの丸山さん。

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安藤忠雄建築×美食の共演 神戸・北野ハンター坂『エクイリブリオ』に行ってきました [画像]

その言葉の通り、安藤建築の無機質さと、店内の机や壁に使われた木素材のやさしさが美しく「調和」しています。テーブルは、ミャンマーチークの木目を生かしたフルオーダー。材木屋を営む親戚の協力があってこそ、実現した一品なのだそう。

厚手の紙素材を使用した仕切り壁は可動式です 厚手の紙素材を使用した仕切り壁は可動式です

こちらは、安藤建築独特のコンクリート景観を望む個室席。テーブルはブラックウォルナットの一枚板で6人座ることができます。

キクイモポタージュの上に載っているのは、リンゴのチャツネ(はちみつや香辛料を使ったインド風甘辛ペースト) キクイモポタージュの上に載っているのは、リンゴのチャツネ(はちみつや香辛料を使ったインド風甘辛ペースト)

今回はランチの「スタンダードコース」(7品)をいただきました。美しい空間と「均衡」する、美味なる饗宴が始まります。

キクイモのポタージュに添えられているのは、フランス語で“塩味のケーキ”を意味する「ケークサレ」。自家製ベーコンとパルミジャーノチーズ入りです。

安藤忠雄建築×美食の共演 神戸・北野ハンター坂『エクイリブリオ』に行ってきました [画像]

一つ目の前菜は、白ワインビネガーでマリネされたカブと、その下にある50度で柔らかく低温調理されたサワラです。上にかかっているのはゆず皮と菊の花。さわやかで、滋味に満ちています。

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ジューシーで柔らかい鶏肉が、甘みのあるソースで引き立ちます。赤ワインが欲しくなりますね♡ ジューシーで柔らかい鶏肉が、甘みのあるソースで引き立ちます。赤ワインが欲しくなりますね♡

2つめの前菜は六甲マッシュルームとカシューナッツを詰めた鶏肉のバロティーヌ。シェリー酒とトランペット茸のソースとともにいただきます。

安藤忠雄建築×美食の共演 神戸・北野ハンター坂『エクイリブリオ』に行ってきました [画像]

パスタは自家製のフェットチーネ。カニの身と、カニの甲羅のソースで煮たねぎのソースでいただきます。上にかかっているのは、なんとこちらも自家製のカラスミです。

安藤忠雄建築×美食の共演 神戸・北野ハンター坂『エクイリブリオ』に行ってきました [画像]

炭火の遠火で転がしながら、じっくりと時間をかけて焼いた群馬産加藤ポーク。遠赤外線でジューシーに仕上がっています。粒マスタードとフォンドボーのソースで。

安藤忠雄建築×美食の共演 神戸・北野ハンター坂『エクイリブリオ』に行ってきました [画像]

デザートは左は洋ナシのコンポートとそのシロップで作ったジュレを乗せたクリームチーズのムース。右は自家製リーフパイとキャラメルアイス。デザートは別腹を実感しますね♪

「パートドフリュイ」はフルーツの果汁やペーストを用いたフランスの伝統的な砂糖菓子 「パートドフリュイ」はフルーツの果汁やペーストを用いたフランスの伝統的な砂糖菓子

コーヒーや紅茶と一緒に頂くお茶菓子。左上から時計回りに、栗のフィナンシェ、ラングドシャー、柿のパートドフリュイ。

「コースに合うワインを6種類ほど置いています」とソムリエの高橋さん。 「コースに合うワインを6種類ほど置いています」とソムリエの高橋さん。

こちらのコースは1人 6,600円(税込)でいただけますが、値段以上の価値がしっかりある、と感じさせてくれるメニューでした。ディナータイムは7品 7,700円(税込)のコースから提供されています。

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白数夏生さん(大阪公立大学建築デザイン建築史研究室所属)。北野でワークショップや見学会なども不定期開催されています 白数夏生さん(大阪公立大学建築デザイン建築史研究室所属)。北野でワークショップや見学会なども不定期開催されています

せっかくの安藤建築ということで、神戸の安藤建築を研究している大阪公立大学の白数夏生さんに『RIRAN’S GATE』の魅力についてコメントをいただきました♪

白数さん「RIRAN’S GATEは北からの入り口と中央の扇状の庭が特徴。最近の安藤忠雄作品は大型建築が多く、ここまで管理のいい初期の小型商業建築はレアです。エクイリブリオは内部空間とともに二つの特徴をうまく活用したレストラン。料理も非常に丁寧で神戸の素敵さを感じられます」。

緻密に計算された安藤建築空間との調和、素材を巧みに生かしたプロフェッショナルのプライドが伝わる料理、ソムリエを筆頭とするスタッフの温かい対応。北野エリアにふさわしい品格を備えたお店であることは間違いなさそうです。

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