ECB、イタリアの金準備巡る予算修正案を批判 中銀独立性に懸念

欧州中央銀行(ECB)本部。3月6日、ドイツのフランクフルトで撮影(2025年 ロイター/ヤナ・ローデンブッシュ)

[ミラノ 8日 ロイター] – 欧州中央銀行(ECB)は8日、イタリアに対し、同国中央銀行の金準備は国民のものであるとする来年度予算修正案を再考するよう要請し、そうした動きは中銀の独立性を損なう恐れがあると警告した。

ウェブサイトに掲載した文書で、修正案に対する反対を改めて表明した。イタリアは修正案を2度にわたり修正しており、最新の草案では、この措置が中銀の独立性を守る欧州連合(EU)の規則に優先するものではないことを明確にしている。

世界第3位であるイタリアの金準備は中銀のバランスシートに記録されており、法律ではイタリア銀行(中銀)がEUの規則に従って管理すると定められている。EU規則は金を政府支出の財源として使うことを禁じている。

イタリア与党議員らは当初、修正案で中銀の金準備は国家の所有物としたが、その後、国民に属すると修正した。

ECBは先週、この修正条項を取り下げるようイタリアに求めていた。 もっと見る

ECBはイタリア財務省が4日に最新の修正案を評価するよう求めたとし、8日付の意見書で、「修正草案の具体的な目的が何なのか」が不明瞭だと指摘。「修正草案には、その根拠を説明する説明文書や覚書が添付されていない」と述べた。

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