2026年となりました。昨年は新しい広島駅ビルの開業により、広島にとって大きな節目を迎えました。大変めずらしい、ビルの2階に路面電車が滑り込んでいく様子は新時代の都市の姿となりました。そして新幹線や在来線で広島を訪れた人が最初に目にする路面電車が発着するアトリウム空間は、フォトスポットにもなっています。広島のまちづくりが、また一歩進んだといっても過言ではありません。
【写真を見る】2026年 広島駅がさらに「歩ける街」へ エールエールA館へ直結デッキ開通と100万冊所蔵の巨大図書館もオープン 進化する広島駅の未来図は?
では今年、広島のまちづくりはどのように進化するのでしょうか?大きな節目を迎えた広島駅周辺の動きを3つお伝えします。
■2026年も続く広島駅の進化
2026年も広島駅の進化は続きます。広島駅南口広場の再整備工事です。
広島駅南口で、駅とエールエールA館をつなぐ新たな歩行者用デッキの工事が行なわれています。長さおよそ29メートルの橋桁が大洲通りにかけられました。広島駅南口の路面電車が乗り入れる広島駅2階の中央アトリウム空間とエールエールA館の2階部分をつなぎます。
この工事は、広島駅周辺の回遊性向上を目的に進められています。実はエールエールA館は広島駅から向かう場合、地下通路に一旦降りて向かうか、遠回りに地上の歩道を通って向かうしかありませんでした。
このペデストリアンデッキができる事で、2階自由通路から階下に降りること無く、最短距離で向かうことができるのです。そしてこのペデストリアンデッキは、エールエールA館の2階を貫き、猿候川沿いの駅前大橋側に一気に進むことも出来ます。
■ペデストリアンデッキを中心に広がる「にぎわいの場」
またエールエール2階を突き抜ける通路は、商業施設に面する部分が現在工事中です。ここに入る福屋広島駅前店の工事も同時並行で進んでいます。福屋はペデストリアンデッキの完成に向けて段階的に館内機能を移転、リニューアルを進めています。去年4月にはデパ地下となる地下1階部分の大幅リニューアルを終えたばかりです。
福屋広島駅前店の鈩前浩二店長はペデストリアンデッキで、広島駅とつながることについて「弊社にとって悲願でしたので待ち望んでいます。待ち遠しい。さらに上層階に市の中央図書館が入るなど大きな変化がある。それを見越して、まずは食料品をリニューアルした。中心部との回遊性があがればもっと広島の魅力が高まるのでは」としています。
工事をしている広電広島駅JV工事事務所の田中光輝土木主任は「路面電車やペデストリアンデッキで南口が変わったかなと思う。ここを通過点として今後も安全第一で作業をすすめたい」と話しています。
また広島市交通施設整備部の大元智裕主任技師は「このペデストリアンデッキを契機に駅のにぎわいが周辺地域にも広がっていくことを期待している」とのことです。このペデストリアンデッキは今年春ごろに供用を始める予定です。

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