全国高校サッカー選手権大会が28日開幕します。県代表の山形明正は、県勢19年ぶりの初戦突破を目指します。ここ数年で県内屈指の強豪校に成長した山形明正の強さの裏側を取材しました。
全国高校サッカーの県大会。山形明正は平均で1試合4点以上を挙げる攻撃サッカーで圧倒的な強さを見せ、決勝まで勝ち進みました。山形中央との決勝では、先制は許したものの、持ち前の攻撃的なサッカーで逆転し、県の頂点に立ちました。
山形明正 佐々木貴彬キャプテン「一人ひとりが声を掛け合って、チームのためにできることをやって、切磋琢磨して練習に取り組んでいる。全国優勝目指して頑張りたい」
2年ぶり2度目の全国への切符を手にした山形明正。ここ数年、チームは目覚ましい成長を遂げています。
円陣「行くぞ!よっしゃー行こう」
成長の理由は、学校を挙げてのサッカー部強化です。
ことし春からはかつてサッカーJ2・モンテディオ山形を率いるなどJリーグで監督を歴任した名将・鈴木淳監督が指揮を執っています。
山形明正サッカー部 鈴木淳監督「まずは全国大会で1勝を挙げたい。チャンスがあれば上位を狙いたい。一戦一戦が大事になってくる、一戦必勝で戦っていきたい」
選手の能力を伸ばすため、練習環境の整備にも力を入れています。けがの危険性を減らすと言われる「人工芝のグラウンド」を県内の高校では初めて整備。さらに、学校の近くに1日3食の食事付きの学生寮を建設し、県外からの生徒も集まる環境を作りました。
千葉県出身の部員「全国も狙えるし寮もあって、サッカーに集中できると思って山形明正を選んだ」
千葉県出身の部員「親元離れるので寂しさや不安もいっぱいあった。寮はいろいろな学年と関われる機会があるので、学年問わずみんな仲が良い」
こうした環境の整備によって「サッカーに集中できる」と知名度が上がり、選手が集まるようになったといいます。ここ数年で部員数は大きく増え、今は県内の高校サッカー部で最も多い「184人」が所属しています。そのうち、100人以上がサッカーをするために県外から山形に来た生徒たちです。
選手 4人「出身埼玉県です」「千葉県の船橋市から来ました」「埼玉です」「僕、埼玉です」
県外から来た選手たちは寮生活を送っています。
毎日このくらい食べるの?「毎日食べてますよ、3杯」※ご飯とお味噌汁はお替り自由
千葉県からの選手「とても恵まれた環境でサッカーも食事も勉強もできてとてもいい」
埼玉県から「ご飯も美味しくて設備もいいので充実している」
小坂アナ「食堂のすぐ隣、こちらに特別な施設がある。お風呂それも温泉なんです。お風呂どうですか?」選手たち「最高です」
実はこの寮、温泉施設の跡地に建てられたもので、お風呂の湯は源泉かけ流しの温泉です。
選手(明正高校サッカー部を選んだ理由に温泉は入っている?)「入っている」
選手「練習がきついときに温泉入ると疲れが飛んでいって、リセットされるから最高」
選手の部屋をのぞいてみると…。
小坂アナ「こちらが山本くんの部屋?失礼します。片付いてるじゃないですか。思っていたよりきれいです。部屋は6畳くらい。洗濯は自分でするの?」
山本選手「下にコインランドリーがあって、自分で洗濯機を回して終わったら各自で干す」
寮は全員が1人部屋です。
小坂アナ「1人部屋どう?」
山本選手「1人の時間がしっかりある。寮生活で色々難しい時に1人でリラックスして好きなことできるのが大きい」
さらに、寮にはいつでも自由に使えるトレーニングルームも。
こうした環境が多くの選手を呼び、それによってチームの競争が生まれ、山形明正の強さにつながっています。
ことしはチーム全体で前に攻めるスタイルでこれまで以上に高い攻撃力を誇るという山形明正。県勢19大会ぶりの初戦突破に期待が懸かります。
一方、29日の初戦で激突する大分県代表の大分鶴崎は、通算8回目の全国大会出場となる大分県内の強豪校です。パスをつなぐサッカーを得意とするチームで、こちらも近年勢いに乗っているチームだといいます。
山形明正 佐々木貴彬キャプテン「まず初戦突破を目標にしっかりいい準備したい。攻撃が強いチームなのでそこを自信もって全国大会でも勝ち切りたい」
掛け声「勝つぞ全国!おう!」

WACOCA: People, Life, Style.