
米ホワイトハウスで1月21日撮影のトランプ大統領。。REUTERS/Carlos Barria
[モスクワ 29日 ロイター] – ロシアのプーチン大統領とトランプ米大統領が29日、電話会談した。プーチン大統領はウクライナ軍がロシア大統領公邸へのドローン攻撃を試みたと主張し、和平交渉におけるロシアの立場を見直す考えを示唆した。クレムリン(ロシア大統領府)のウシャコフ大統領補佐官が明らかにした。
ウシャコフ氏は、プーチン大統領が電話会談で、トランプ大統領と顧問らからウクライナとの交渉について説明を受けたと明らかにした。
ウシャコフ氏は記者団に対し「米国側によると、米国は交渉で、ウクライナは一時的な停戦の要求を隠れみのにせず、紛争の最終的な解決に向けて実際的な措置を取る必要があるという考えを積極的に追求した」と説明した。
米ホワイトハウスのレビット報道官も、ウクライナ紛争を巡り、トランプ大統領がロシアのプーチン大統領と「ポジティブ」な電話会談を行ったと述べた。
ウシャコフ氏によると、プーチン氏がウクライナ軍による公邸への攻撃の試みについて報告した際、トランプ氏は衝撃を受けていたという。
ウシャコフ氏は「これまでの段階で達成された多くの合意と新たなやり取りに基づき、ロシアの立場は見直されるだろう」とし、この点について米国側に対し明確に伝えられたと述べた。
ロシアのラブロフ外相はこの日、ウクライナ軍がロシア北西部ノヴゴロド州にあるプーチン大統領の公邸に攻撃を試みたと発表。長距離ドローン91機が使用されたという。 もっと見る
ウクライナのゼレンスキー大統領はロシア側の主張を「うそだ」と否定。ロシアが主張を裏付ける証拠を提示していないとし、ロシアがウクライナと米国の和平協議の進展を妨害しようとしていると非難した。
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