
写真はニューヨーク証券取引所(NYSE)のフロア。12月17日、ニューヨークで撮影。REUTERS/Brendan McDermid
[ニューヨーク 26日 ロイター] – 2025年最後の週の米国株式市場は、最高値を更新してさらなる節目に近づき、強気基調で終えると期待されている。市場に影響を与えそうな注目材料は30日発表の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(12月開催分)。年末のポートフォリオ調整も、取引が少ない中で市場の変動を大きくする可能性がある。
S&P総合500種指数(.SPX), opens new tabは24日に終値で最高値を更新し、7000の節目まであと約1%の水準となった。2017─18年以来最長となる8カ月連続の上昇となる見込みだ。
「勢いは明らかに強気に傾いている」とマーフィー・アンド・シルベスト・ウェルスマネジメントのシニア・ウェルス・アドバイザー兼市場ストラテジスト、ポール・ノルティ氏は指摘し、「外生的なイベントがない限り、株価にとっては上昇が最も抵抗の少ない道」とみる。
12月のFOMCは0.25%利下げを決定したものの、メンバーの意見が割れた。今後1年の金利予想もばらけた。
議事要旨について、グレンミードの投資戦略担当バイスプレジデント、マイケル・レイノルズ氏は「議論の焦点となるいくつかの点について、示唆に富むものとなる」と述べた。「市場が今、大きな関心を寄せているのは『来年何回利下げが行われるか』だ。この点についてもう少し情報が得られるだろう」とした。
S&P総合500種は年初から18%近く上昇し、テクノロジー株が多いナスダック総合指数(.IXIC), opens new tabも22%上昇した。ただ強気相場をけん引してきたハイテク株はここ数週間は低迷している。足元で持ち直しているものの、S&P500ハイテク株(.SPLRCT), opens new tabは11月初めから3%以上下落している。その間に金融(.SPSY), opens new tab、輸送(.DJT), opens new tab、ヘルスケア(.SPXHC), opens new tab、小型株(.RUT), opens new tabは堅調だ。
アメリプライズ・ファイナンシャルのチーフ市場ストラテジスト、アンソニー・サグリムベネ氏は、市場の動きは、バリュエーションがそう高くないセクターへ一定のローテーションが起きていることを示唆すると指摘。
「経済は現在かなり堅調だとみている投資家が増えている。今年は多くの潜在的な障害を乗り越えてきたが、来年はそれほど障害に見舞われないかもしれない」と述べた。
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