
写真はドイツのワーデフール外相。ベルリンで11月撮影。REUTERS/Nadja Wohlleben
[フランクフルト 7日 ロイター] – ドイツのワーデフール外相は、中国を訪問し、レアアース(希土類)や鉄鋼などの重要課題について協議する計画を7日に明らかにした。
8日に中国へ向け出発する予定。ワーデフール氏が訪中するのは初めて。
同氏は訪中に先立ち「特にレアアースの貿易制限は、電動モビリティーや鉄鋼の過剰供給と並んで、ドイツ企業にとって大きな懸念要因だ。こうした課題を協議する。ドイツ経済にとって極めて重要だ」と述べた。
また、中国に対し、ウクライナ和平に向けロシアに対する影響力を行使するよう求めた。
ワーデフール氏は当初、10月に訪中する予定だったが、中国側が同氏の要請した会談のうち1件しか確認しなかったため、訪問は延期された。
同氏は「国際的な緊張と地政学的な混乱が拡大する時代に、中国との直接的、集中的な交流は必要不可欠だ」と表明。
「多くの問題は簡単に解決できるものではなく、われわれの立場が大きく異なる場合があることは明らかだ。だが、ドイツと欧州の自由、安全、繁栄が中国と密接に結びついていることも同様に明白だ」と述べた。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

WACOCA: People, Life, Style.