英国王、多様性の中の結束訴え クリスマス恒例メッセージ

 英国のチャールズ国王(77)は25日、クリスマス恒例のメッセージを公開し、戦争や緊張によって世界の地域社会が緊張状態にある中、多様性の中で結束する重要性を強調した。メッセージを録画する国王、ロンドンで11日撮影(2025年 ロイター/Aaron Chown)

[ロンドン 25日 ロイター] – 英国のチャールズ国王(77)は25日、クリスマス恒例のメッセージを公開し、戦争や緊張によって世界の地域社会が緊張状態にある中、多様性の中で結束する重要性を強調した。

「異なる信仰を持つ人々に会うと、平和への切なる願いやあらゆる生命への深い尊敬など、共通するものがいかに多いかに非常に勇気づけられる」と語った。

世界的に反移民感情が広がる中、国王は移民に優しさを示すことの重要性を説いた。

また、退役軍人や支援活動家の勇気を称え、彼らに希望を与えられたと語った。

10月にバチカンを公式訪問し、ローマ教皇レオ14世とともに祈りを捧げたことも振り返った。1534年にヘンリー8世がローマカトリックから離脱して以来、英国国教会首長である英国王とローマ教皇が共に祈りに参列するのは初めてだった。 もっと見る

メッセージの後には、ウクライナの合唱団と英ロイヤル・オペラ合唱団によるパフォーマンスが続き、ウクライナへの連帯が示された。

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Sam Tabahriti

Sam Tabahriti is a UK breaking news correspondent covering general and political news for Reuters. He has over five years of experience covering general news and three years covering business and legal news. He is also a keen cyclist and photography enthusiast.

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