
ロシアのシベリア都市オムスクの食料品店で買い物をする客、2024年12月13日。ロイター/アレクセイ・マルガフコ
[モスクワ 23日 ロイター] – ロシアのパトルシェフ副首相は、自国産穀物輸出の低迷は世界的な価格下落が原因で、需要はあると説明した。23日の同国紙とのインタビューで述べた。
パトルシェフ氏によると、来年7月1日までの今年度の輸出量は5300万─5500万トンの想定。前年度は5300万トン(うち小麦は4400万トン)だった。
「今日、世界的な価格下落局面にあり、それが輸出量にも反映されている」と述べた。ただ8月以降は、状況が改善しているという。
「ロシアは信頼できる貿易パートナーで、常に義務を果たしている。さらに、価格環境が変われば、われわれの供給量が増えるという理解もある」と語った。
ロシアの穀物輸出は、23/24年度に7000万トンと記録的水準だったが、その後急減速している。アナリストや農家は、生産地の南部の天候不順、燃料や肥料の高騰、国内市場保護を目的に21年に導入された輸出税が原因と指摘している。
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