静的なツールからリアルタイムの制御へ
当初は、スタッフが患者様を訪問するためのルートを外部ツールで生成していました。毎朝、誰かがそのツールでルートを作成し、ファイルをエクスポートしてから手動でプラットフォームにアップロードしていました。規模が小さかった頃はそれで問題ありませんでしたが、そのツールは柔軟性に欠けており、リスクがありました。ファイルが破損したり、スケジュールがずれたり、小さなエラーによってシフト全体が混乱したりしていたのです。
訪問数が少ないときはその問題が表面化することはありませんでしたが、規模が拡大し始めるとすぐにこのシステムが障壁となりました。また、看護師が患者様と過ごす時間を増やすために移動時間を短縮する必要があるほか、キャンセルに対応してルートを調整し、緊急の予約を優先し、各シフトの状態を考慮しなければなりませんでした。このすべてを静的ファイルで実現するのは不可能で、業務効率の低下は、スタッフの負担増加と患者様の不満につながっていました。
これを契機に、当社はルーティング インテリジェンスを当社のインフラストラクチャに導入することにしました。地理、時間、手順、スタッフの空き状況をすべてまとめて考慮し、ルートの決定と管理を完全に制御する必要があります。
ロジスティクス エンジンに Google Maps Platform を組み込む
転機となったのは、Google Maps Platform の Route Optimization を、当社独自のロジスティクス システムである Oswaldo に直接統合したことです。Oswaldo は、日々の業務の計画、ルート設定、人員の派遣を総合的に決定する中枢的なシステムです。このテクノロジーを組み込み、静的なファイルの使用をやめたことで、道路の状況や患者様のニーズに合わせてリアルタイムでルートを調整できるようになりました。
これによって交通状況、各治療の予想所要時間、各看護師の勤務時間の制限を考慮し、毎日の業務を最適化できるようになりました。また、リアルタイムの情報に基づいてルートも調整できます。汎用的なシステムに当社のビジネスを当てはめるのではなく、当社の働き方を正確に反映したシステムを構築することができました。

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