公開日時 2025年12月24日 16:43更新日時 2025年12月24日 18:57
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記者会見する佐賀県有田町の松尾佳昭町長=24日午後、有田町役場
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共同通信
出張先の名古屋市での宴席で酩酊し、接客した女性にセクハラをしたとして辞意を表明していた、佐賀県有田町の松尾佳昭町長(52)が24日、記者会見を開き、辞意の撤回を表明した。来年4月に町長、町議の同日選が控えており、町民から「2回選挙をしてくれるな」との声があったと説明。町長選再出馬について「揺れている」と否定しなかった。
町議会は24日、来年1月1日~4月15日の任期満了まで松尾氏の給料をゼロにする議案を可決。松尾氏は24日、任期の全うを明言した。町によると、松尾氏が辞職した場合、町長選と町議選が分離されて約1500万円の負担増になる。
松尾氏は「残した課題もある。もしお許しいただけるなら、頑張らなくてはいけない。まずは(町民の)皆さんのところに謝りに行くべきと考えている」と話した。
町議会が2日に可決した問責決議などによると、松尾氏は9月18日、名古屋市で企業関係者と面談し、その後企業側が設けた宴席でセクハラをしたとしている。松尾氏は今月2日、辞職の意向を示していた。
松尾氏は2018年の町長選で初当選し、現在2期目。

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