イルミネーション幻想的に 玉野・深山イギリス庭園 赤磐・熊山英国庭園

ライトアップされた深山イギリス庭園

 深山イギリス庭園(玉野市田井)と熊山英国庭園(赤磐市殿谷)で、イルミネーションイベントが開かれている。ともに開園25周年。地元で親しまれる両施設が日没後、訪れた人々を非日常の空間へといざなっている。

深山イギリス庭園

Xマス色の建物や池

 25周年記念で初開催となる深山イギリス庭園は「光のファンタジー2025」と銘打ち、園内に照明60基を設置。入り口の建物をクリスマスカラーの赤と緑色の光で照らし、運河をイメージした池や噴水近くのメタセコイアやユリノキなどの木々をライトアップしている。

 池には発光ダイオード(LED)を組み込んだ球体(直径約50センチ)を浮かべ、ほとりには赤と緑色の四角いオブジェを配置した。花壇にはカラフルな電飾も施している。

 25日までの午後5時〜9時に点灯する。期間中は入園無料。市公園緑化協会は「家族や友人らとゆっくりとした時間を過ごしてほしい」と来場を呼びかける。

 庭園前の芝生広場にはスイーツなどのキッチンカーが並ぶほか、ダンス(20日)やDJのステージ(20、25日)も繰り広げる。(高橋由大)

熊山英国庭園

LED3万個で演出

 熊山英国庭園では、例年より約1万個多い3万個のLEDを使ったきらびやかな光の演出で園内を幻想的に彩っている。

 園中央のガゼボ(西洋風あずまや)をはじめ、建物の壁や入園口のアーチが赤や青色の電飾で覆われている。高さ約3メートルのサンタクロースのオブジェもあり、柔らかな明かりと相まってムードを一層盛り上げている。

 冬場の集客につなげようと住民らでつくる庭園活性化委員会が企画。吉野典寿会長は「普段の庭園とは違った雰囲気を楽しんでほしい」と話す。

 29日まで。点灯は午後5時〜8時。入園無料。20日同4時からはホールでコンサートがあり、磐梨中、赤坂中の生徒による吹奏楽や市民グループのサックス演奏などがある。21日以降はライトアップ時の入園者に地元産の野菜や飲食店の割引券などを配る。(近藤哲也)

WACOCA: People, Life, Style.