児玉駿斗 写真:Getty Images

児玉駿斗

3人目は、攻守の要として今シーズンの徳島の躍進を支えたMF児玉駿斗だ。東海学園大学1年時の2018年に、2021シーズンからの名古屋グランパス加入が内定。同時に同年は特別指定選手としてJ1リーグ8試合に出場していた。

プロ1年目となった2021シーズンは出場機会に恵まれず、9月にJ3リーグのSC相模原へ期限付き移籍。シーズン途中加入ながら8試合3ゴールをマークするなど、存在感を発揮した。翌2022シーズンからは徳島に完全移籍。ボランチや右サイドハーフ、トップ下など様々なポジションで起用され、同シーズンはキャリアハイとなる37試合に出場し9アシストを記録した。

2023シーズン以降も、豊富な運動量と鋭いボール奪取で守備に貢献したほか、攻撃面でも針の穴を通すような精度の高いパスで攻撃を組み立てコンスタントに出場。今シーズンはJ2リーグ33試合2ゴール3アシストを記録し、インターセプト総数「14」はロアッソ熊本DF岩下航と並びリーグ2位タイ。数字から見ても、チームへの貢献度は計り知れない。このパフォーマンスを考えれば、今オフの移籍市場でJ1クラブからのオファーが殺到しても不思議ではないだろう。

ルーカス・バルセロス 写真:Getty Images

ルーカス・バルセロス

4人目に挙げるのは、今シーズンから徳島ヴォルティスに完全移籍で加入したFWルーカス・バルセロスだ。ブラジルの名門フルミネンセでプロキャリアをスタート。その後は国内複数クラブを渡り歩き、韓国の大邱FCを経て、今シーズンから徳島でプレーしている。

最大の武器は、鋭い裏への抜け出しと圧倒的なスピードを生かしたロングスプリント。相手DFラインを幾度となく押し下げ、ボールを受ければ数多くの決定機を生み出す破壊力を誇る。今シーズンは32試合14ゴール4アシストを記録。J2リーグの得点ランキング3位となっており、得点ランキング3位に名を連ね、名実ともに徳島の得点源として活躍した。

また、足元の技術にも優れており、個で相手を剥がすプレーに加え、味方を生かす判断力も魅力のひとつ。同じく助っ人としてチームを牽引したFWトニー・アンデルソンとのコンビネーションは、リーグ屈指の破壊力だった。

一方で、試合の流れ次第では感情が前面に出てしまう場面も散見されており、メンタル面の安定は今後の課題と言えるだろう。それでも、この数字とインパクトを考えれば、今オフの移籍市場でJ1クラブを含む複数クラブからオファーが届いても不思議ではない。

WACOCA: People, Life, Style.