
米ホワイトハウスは、歴代大統領の肖像展示の下に新たなプレートを設置し、バイデン前大統領ら民主党の大統領経験者らを痛烈に批判する説明書きを加えた。17日撮影(2025年 ロイター/Jessica Koscielniak)
[ワシントン 17日 ロイター] – 米ホワイトハウスは、歴代大統領の肖像展示の下に新たなプレートを設置し、バイデン前大統領ら民主党の大統領経験者らを痛烈に批判する説明書きを加えた。
ホワイトハウスは伝統的に、共和、民主両党から国の結束を示す象徴的な建造物と見なされてきた。しかし、トランプ大統領(共和党)の就任後に歴史を書き換え、対立的な政治姿勢を示すために利用した形だ。
バイデン氏のプレートには「眠たいジョー・バイデンは米国史上最悪の大統領だった」と記され、「史上最も腐敗した選挙」で勝利したという虚偽の主張をしている。また、バイデン氏だけは肖像ではなく、自動署名装置「オートペン」の写真の展示となっている。
オバマ元大統領(民主党)は「米国史場最も分断を招いた政治的人物の一人」と表示。多くの米大統領史専門家はトランプ氏こそが史上最も米国を二極化させたと見ている。
クリントン元大統領(民主党)のプレートには「2016年、クリントン大統領の妻ヒラリー・クリントンはドナルド・J・トランプ大統領に敗れた!」と記されている。
共和党の元大統領でも、トランプ氏を支持しなかったブッシュ(子)氏については「起こるべきではなかった」アフガニスタンとイラクでの戦争を始めたと批判した。
ホワイトハウスのレビット報道官は声明で、プレートの多くはトランプ氏が直接書いたと説明した。
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