公開日時 2025年12月18日 09:11更新日時 2025年12月18日 13:27
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山上徹也被告
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共同通信
2022年7月に奈良市で参院選の応援演説中に安倍晋三元首相が銃撃され死亡した事件で、殺人などの罪に問われた山上徹也被告(45)の裁判員裁判の論告求刑公判が18日、奈良地裁(田中伸一裁判長)で開かれた。公判で被告は「私のしたことに間違いありません」と殺人罪の起訴内容を認めている。最大の争点は量刑で、検察側の求刑内容が注目される。
公判は同日、検察側の論告求刑、弁護側の最終弁論、被告の最終意見陳述を実施し結審する予定。安倍氏の妻昭恵さんの代理人が意見書を読み上げる可能性もある。判決は来年1月21日に言い渡される。
被告の母親は世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に入信し、総額1億円に上る多額の献金をしたことで家庭が困窮したとされる。
公判で検察側は、被告が思い通りの人生を送れないのは教団のせいだと恨みを募らせたと指摘。教団の友好団体にビデオメッセージを送っていた安倍氏を襲撃することで「旧統一教会の活動に社会的注目が集まり、批判が高まると考えた」と動機を説明した。その上で被告が不遇な生い立ちだったことは争わないが、刑罰を大きく軽くするものではないとしている。
弁護側は、教団によって被告自身や家族の人生が翻弄され、復讐心を強めたと主張。成育環境が被告の性格や行動に影響を与えたとし、刑の重さを判断する際の事情として考慮されるべきだと訴えている。
起訴状などによると、22年7月8日、奈良市の近鉄大和西大寺駅前で演説中だった安倍氏を手製のパイプ銃で銃撃し、殺害したとしている。

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