Google、デスクトップ版 Chromeを緊急更新 WebGPUとV8の高危険度脆弱性を修正(CVE-2025-14765,CVE-2025-14766)

Googleは現地時間2025年12月16日、デスクトップ版Chromeの安定版チャネルを143.0.7499.146/.147(Windows/Mac)、および 143.0.7499.146(Linux) に更新したと発表しました。今後数日〜数週間かけて順次ロールアウトされます。

今回のアップデートでは、外部研究者から報告された2件のセキュリティ脆弱性が修正されています。Googleは、ユーザーの大部分が更新を完了するまで、詳細な技術情報や PoC へのリンクは非公開とする方針を従来通り維持しています。

修正された主な脆弱性
WebGPUにおける Use After Free(CVE-2025-14765)

ブラウザからGPUを直接扱うための仕組み「WebGPU」に、メモリ解放後の領域へアクセスしてしまう Use After Free 脆弱性が存在していました。
この種の不具合は、細工されたWebページを閲覧しただけでブラウザがクラッシュしたり、状況によっては任意コード実行につながる可能性があります。

JavaScriptエンジン V8 の範囲外読み書き(CVE-2025-14766)

深刻度:High

報奨金:未定(TBD)

報告者:Shaheen Fazim 氏

報告日:2025年12月8日

JavaScriptエンジン「V8」に、メモリ領域の範囲外を読み書きしてしまうバグが見つかりました。
V8はほぼすべてのWebサイトの実行に関わる中核コンポーネントであり、攻撃に悪用された場合、ブラウザの異常終了や情報漏えい、さらにはサンドボックス回避の足がかりとなるリスクがあります。

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投稿者:三村

セキュリティ対策Labのダークウェブの調査からセキュリティニュース、セキュリティ対策の執筆まで対応しています。

セキュリティ製品を販売する上場企業でSOC(セキュリティオペレーションセンター)やWebサイトやアプリの脆弱性診断 営業8年、その後一念発起しシステムエンジニアに転職。MDMや人事系のSaaS開発を行う。

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