イベリコ豚なで知られる風味豊かなスペイン産の生ハムが危機的状況?
アフリカ豚熱の発生を受け、スペイン産豚肉の輸入がいま全面停止されていて、影響は数年続く可能性もあると言います。
【写真を見る】豚肉輸入停止でスペイン産「生ハム」がピンチ 影響は数年先? 金沢のスペイン料理店の店主「独特の風味が味わえなくなるかも」「それでも前向きに」
スペイン産豚肉をめぐっては、スペイン国内でアフリカ豚熱の発生が確認されたことから、鈴木憲和農林水産大臣が11月、スペインからの輸入の全面停止に踏み切りました。鈴木大臣は「輸入をしないということになりますと、豚肉需給に一定程度の影響は当然あるものだというふうに考えております」と語っています。
日本が輸入する生ハムの7割近くはスペイン産で、石川県内でもすでに影響が広がっています。スペイン料理店を取材しました。
■この先6年、生ハムを提供する作業ができなくなるかも
石川県金沢市木倉町のスペイン料理店「アロス」を営む石浦隆史さんは「生ハムを提供するこの作業も先6年できなくなるかもしらんね」と、影響の広がりを心配しています。
現在、訪れた客の8割がサラミや生ハム、チョリソーなどを注文していて、スペイン産の豚肉はメニューに欠かせませんが、石浦さんは「2月までは日本のストックがあるので、そこまでは使えるかとは思う。なくなると思うとお客さんもがっかりするやろうなと思う」と客への不安拡大を懸念しています。
あと数か月すればスペイン産の豚肉製品がメニューから消えるというニュースを見た常連客などが駆け込みで訪れていると言います。
石浦さんは「色んな輸入元の業者の話を聞いても、スーパー最短で4か月、最長で5年から6年は政府が輸入をOKしないんじゃないか」とも語ります。
■独特の「生ハム」風味が変わってしまう懸念
今後、政府がスペイン産の輸入を再開するまでは、牛肉や他国の豚肉で補っていくことが考えられますが、スペイン独特のブタの品種やえさなどの違いで、風味が変わってしまうことは避けられないのではと見ています。
それでも石浦さんは前向きです。
■「これをきっかけに、いいものに出会う」前向きに、前向きに
▽スペイン料理店「アロス」石浦隆史さん…「(スペイン産の)ナッティな口当たりの旨みのあるハムとか、焼くと非常にジューシーなイベリコ豚とか生肉は、(他国のものは)ちょっと違ったものになる。それをきっかけにいいものに出会うこともたまにあるので、前向きに考えていきたいなとは思ってますけど」
北陸放送

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