青木亮太(左)高嶺朋樹(中)スパチョーク(右)写真:Getty Images

2025明治安田J2リーグを戦った北海道コンサドーレ札幌は、1年でのJ1復帰を至上命題としていたが、J2ワースト2位となる総失点「63」が響き、最終順位は12位と不本意なシーズンに終わった。

J1昇格の可能性が消滅したこともあり、今オフは主力流出を含め厳しい状況に直面することが予想される。ここでは、今冬に移籍の可能性が高い主力5選手を、筆者の視点で紹介していく。

高嶺朋樹 写真:Getty Images

高嶺朋樹

1人目は、ボランチを主戦場としながら今季J2リーグで35試合10ゴール3アシストと抜群の数字を残したMF高嶺朋樹。

高嶺は順天堂大学から2020シーズンに札幌へ加入。札幌で過ごした3年間(2020-2022)でリーグ94試合3ゴール3アシストを記録し、球際の強さと激しいチェイシングを武器にJ1屈指の守備的ボランチへと成長した。その後、柏レイソルへの移籍とKVコルトレイク(ベルギー)でのプレーを経て、今季から札幌に電撃復帰した。

復帰時には「覚悟を持ってコンサドーレに帰ってきました。1年でJ1に戻れるように自分の力を発揮したいと思います」と語り、自身初のキャプテンとしてチームを牽引。持ち前の球際の強さはもちろん、負傷者が続出した時期はセンターバックや左サイドバック、右サイドバックもこなし、ユーティリティー性の高さでチームの危機を何度も救った。

チームが12位に終わったこともあり、高嶺自身も悔しさが残っているはずだ。残留が基本線とも考えられるが、そのパフォーマンスを考えれば今オフJ1クラブからオファーが殺到することは間違いない。札幌が引き留めるには、フロントの強い慰留姿勢が不可欠となる。

パク・ミンギュ(FCソウル所属時)写真:Getty Images

パク・ミンギュ

2人目は、韓国A代表の選出経験があるDFパク・ミンギュだ。FCソウルでプロキャリアをスタートさせ、水原FCや大田ハナシチズン、釜山アイパーク、金泉尚武FCを経て、昨夏に札幌へ完全移籍で加入。

昨シーズンは、持ち前のハードワークや対人の強さを武器に札幌の守備力向上に大きく貢献した。今シーズンは、シュートやクロスなど攻撃面でも積極性が出るなど、攻守両面で左サイドのスペシャリストとしてチームを牽引。過去に札幌でもプレーしたGKク・ソンユン(ソウル・イーランドFC)やFWキム・ゴンヒ(江原FC)との親交も深く、加入の背景にはク・ソンユンの後押しがあったともいわれている。

今シーズンは20試合1ゴール1アシストと昨季のインパクトを考えると物足りなさも残るが、それでも今オフには韓国クラブやJ1クラブからのオファーが届く可能性は十分にありそうだ。

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