ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.12.12 15:54
李在明(イ・ジェミョン)政権の発足から半年が経過した。国家安保戦略書と国防戦略書など国家の戦略的方向性を明確に提示する文書を出すべき時期だ。
政府は発足後、多国間会議と各国首脳との会談が続く中、国益と考慮するのに忙しかった。全体的な方向性を明確にする時間が不足した。今はもう各論別対応の矛盾を最小化する方向で、韓国の国益と世界に対する寄与が均衡を見いだせるよう国家的総論を提示する時だ。
総論になるような国家安保戦略書を書くために、李在明政権は少なくとも2つの質問に対する答えを必ず出さなければいけない。1つ目、どんな国際秩序を志向するのか。2つ目、誰と連帯するのか。簡単に答えられるだろうか。決してそうではない。
この2つの質問は国際政治で最近よく登場する2つの用語とそれぞれ関係がある。「多極化」と「多国間主義」だ。
◆韓国はどんな国際秩序を志向するのか
自由主義的国際秩序、規則基盤国際秩序、米国優位の秩序…。以前にはあたかも同義語のように考えられていたこうした表現だが、最近はそうでない。自由主義的国際秩序は規則基盤の国際秩序のうち特定規則に基づく秩序にすぎず、少なくとも現時点で米国優位の秩序とは、特定規則に基づくよりも取引に基づいている。
では、韓国はどんな秩序が形成されることを望むのか。中国をはじめとする野心に満ちた国はこれを機会と見なし、それぞれ少しずつ異なる代案的国際秩序を提示しているが、これは概して「多極化」を志向している。そしてその方向を主導しようとしたり、その方向に努力を加えたりしている。
◆多極化を目指す国家
中国の習近平主席は2013年、多極化に関して「人類運命共同体」概念を初めて提示し、その後、この概念を達成しようといくつかの構想を出した。特に2025年9月の上海協力機構プラス(SCO+)では「グローバル・ガバナンス・イニシアチブ」(Global Governance Initiative、GGI)を発表しながら、米国主導の秩序に対する強い改革の意志を表した。
ロシアのプーチン大統領は2024年11月に開かれたバルダイクラブで「多極」はすでに現実であり、今後「多中心(polycentric)」、さらには(中心勢力もない)「多声的(polyphonic)」世界秩序に進むことを主張した。インドのモディ首相は2025年7月のBRICS会議で「多極的で包容的な秩序」を志向すると発言した。
さらに北朝鮮も自国が望む世界は「多極世界」であり、その建設に寄与するという考えを明らかにしてきた。特に2024年6月のロシアとの条約でも「国際関係での国際法優位に基づく多極化された国際的な体系を樹立」するための協力意志を宣言した。それ以降も何度か外交的な機会に、多極化した世界の建設に対する支持を積極的に表明している。
一方、フランスのマクロン大統領は2023年、欧州が「第3の極」になるべきだと主張し、論争を呼んだ。これは多極化を志向する表現であり、当時、マクロン大統領は台湾問題などにかかわって米中間の葛藤に巻き込まれるより、そのような時間に戦略的自律性を高めるための発展を追求するべきだと説明した。
李政権の大韓民国の戦略、誰と連帯してどんな国際秩序を志向するのか(2)

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