独VW、シェア低迷のインドで早期退職募集 事業再編の一環

独ツヴィッカウのVW工場で2020年9月撮影。REUTERS/Matthias Rietschel

[ニューデリー 10日 ロイター] – ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)グループ(VOWG.DE), opens new tabは、インドにある2工場の従業員2300人全員に早期退職を提案している。関係者がロイターに明らかにした。

関係者によると、VWグループは人員を合理化し、現在のニーズに合わせるためにブルーカラー職を対象に早期退職制度を導入した。

国内2工場はいずれも、稼働率が生産能力を下回っている。

VWグループはインドでより広範な再編に乗り出した。同社は関税回避の疑いで、インドで過去最大の輸入税14億ドルの支払いを求められた。同社はこの申立てを否定している。

VWグループはインドで「VW」、「シュコダ」、「アウディ」、「ポルシェ」、「ランボルギーニ」、「ベントレー」の各ブランドを販売するが、20年以上にわたる事業展開にもかかわらず市場シェアは2%にとどまる。

チェコ子会社シュコダのクラウス・ゼルマー最高経営責任者(CEO)は、シュコダが中国で存在感を失うとともにロシアから撤退したことから、特にインドでの成長の必要性を強調している。

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