公開日時 2025年12月10日 12:00更新日時 2025年12月10日 12:00

最速167キロ ペルーのホルヘ12日に初登板 沖縄でトライアウト
ホルヘ・ロヨラ投手(左から2人目)とジャパンリーグの鷲崎一誠代表取締役(同3人目)ら=9日、浦添市のJICA沖縄センター

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友寄 開

 野球選手にアピールする場を沖縄で提供する長期トライアウト「ジャパンウィンターリーグ(JWL)」。ペルー代表としてプレー経験があり最速167キロを記録したというホルヘ・ロヨラ投手(23)が12日午後2時から、沖縄市のコザしんきんスタジアムでの試合に登板する。「世界の野球界に光りを」プロジェクトでJWLと国際協力機構(JICA)が協力し、招待に至った。渡航費用はスポンサーのジェイウェイブが負担した。

 今回のJWLには16カ国、125人が参加している。

 ホルヘ選手は、JICA海外協力隊の野球隊員としてペルーに派遣されている堤尚虎さんから野球を教わり、JWLへの参加を決めた。身長192センチ、体重108キロ、体脂肪率約6%の体格で、直球の他、スライダーやスプリットなどの変化球も使用する。

 9日、浦添市のJICA沖縄センターで開かれた会見に出席したホルヘ選手は、自身の強みについて「直球のスピードと集中力、プレッシャーの中での冷静な判断」と強調。「プロ野球選手になることは子どものころの夢。世界でも競争力のある日本球界で活躍することは大変意味あることだ」と意気込んだ。

 会見でジャパンリーグの鷲崎一誠代表取締役は「我々もホルヘ選手の体格などに驚かされている」と期待を込めた。

 (友寄開)

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