
写真は小泉防衛相。都内で12月7日代表撮影。REUTERS
[東京 10日 ロイター] – 小泉進次郎防衛相は10日午前に臨時会見を開き、中国軍機が自衛隊機にレーダーを照射した6日の事案について、飛行訓練を開始すると中国軍の艦艇から海上自衛隊の護衛艦に連絡はあったものの、訓練区域など具体的な内容は伝えられなかったと説明した。中国国営メディアは9日、日本側に連絡した際のものだとする通信内容を公開していた。
小泉氏は「艦載機がどのような規模、区域で訓練を行うのかという具体的な情報は自衛隊にもたらされておらず、訓練を行う時間や場所の緯度や経度を示す他の航空情報もなく、船舶などに示す航行警報も事前に通報されていない」と主張。「危険回避のために十分な情報がなかった」とした。
日本側は7日、中国海軍の空母・遼寧の艦載機が6日午後に航空自衛隊の戦闘機にレーダーを照射したと発表した もっと見る 。いずれも沖縄本島南東の公海上で、自衛隊機は中国軍機に対領空侵犯措置をしていた。中国側は、自衛隊機が安全な飛行を妨げたと反論している。
小泉防衛相は「対領空侵犯措置を適切に行うことは訓練に関する事前通報の有無に関わらず当然」とした上で、問題の本質は「中国側が約30分にわたる断続的なレーダー照射を行ったこと」と話した。
中国国営メディアが9日に伝えた通信のやり取りによると、中国海軍の艦艇が海自の護衛艦に飛行訓練を開始すると通報。海自側は通信の受信を確認したと応答した。
防衛省の担当者は、中国メディアが報じた現場のやり取りの内容を否定しないと説明。一方、中国軍機も空自機のレーダーを感知したと同メディアが伝えたことについては、「そうした事実はない」とした。
同担当者によると、中国軍からの連絡は2回あった。1回目の通報が来てまもなく中国の艦艇からヘリコプターが離陸。2回目の通報後、戦闘機が発艦した。
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