
12月8日、カンボジアのウドーミエンチェイ州で撮影(2025年 Agence Kampuchea Press/Handout via REUTERS)
[バンコク/プノンペン 9日 ロイター] – タイとカンボジアの国境地帯で9日、戦闘が激化した。
衝突は8日に再燃。双方が互いを非難しており、7月にトランプ米大統領が仲介した脆弱な停戦が維持できるか不透明となっている。 もっと見る
カンボジアのフン・セン前首相は、カンボジア側が停戦順守と住民避難のために24時間待機した後、夜間にタイ軍への反撃を開始したと述べた。
「カンボジアは平和を望むが、領土防衛のため反撃を強いられている」とフェイスブックに投稿し、強固な塹壕(ざんごう)と装備により、カンボジア軍は「侵入者」に対し優位に防衛できると主張した。
タイ軍当局によると、国境沿いの5県で戦闘が発生。トラート県では海軍主導の作戦により、カンボジア兵の排除がまもなく完了する見通しという。タイ側は、カンボジアが砲撃、ロケット砲、爆弾を投下するドローンを使用していると主張した。
タイ国防省報道官は「タイは主権と領土の保全を守る決意であり、必要な軍事措置を取らざるを得ない」と述べた。
カンボジア国防省は、タイが「残虐かつ違法な行動」を取っていると非難し、8日以降、民間人9人が死亡、20人が重傷を負ったとした。タイ側は兵士3人の死亡と29人の負傷を発表した。
カンボジアのフン・マネット首相は8日夜、タイは「主権回復の名目で民間人の村を攻撃するために軍事力を行使してはならない」と述べた。
タイ海軍はカンボジア軍がプレゼンスを高め、狙撃兵や重火器を配備しているほか、要塞を強化し塹壕を掘っているとし、「タイの主権に対する直接的かつ深刻な脅威」と見なすと述べた。
両国の間では7月、国境紛争地帯で5日間にわたって軍事衝突が起きたが、トランプ大統領とマレーシアのアンワル首相が仲介し、停戦合意が成立していた。
タイ兵士が先月、地雷で重傷を負い、タイ政府が地雷はカンボジアが最近埋設したものだと主張したことで緊張が再燃した。
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