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Reuters

掲載日

2025年12月9日

年末の目標期限がずれ込む兆しがあるなか、さらなる協議ラウンドを終え、インドと欧州連合(EU)は長年懸案となっていた貿易協定の早期締結に向けて取り組むと、ニューデリーは水曜日に発表した。声明によれば、インドのピユーシュ・ゴヤル商務相は月曜日、マロシュ・セフコビッチ欧州委員(通商・経済安全保障担当)が率いるEU代表団と会談し、協定妥結に向けた取り組みを継続した。

インド西部グジャラート州サナンドのタール・ドライポートに並ぶコンテナ(2025年8月27日)インド西部グジャラート州サナンドのタール・ドライポートに並ぶコンテナ(2025年8月27日) – REUTERS/Amit Dave

欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長とナレンドラ・モディ首相が今年初め、年末の達成を目標に交渉を迅速化することで合意して以降、双方は包括的な貿易協定の妥結を推し進めている。2022年に再開された交渉は、ドナルド・トランプ米大統領がインドを含む貿易相手国に関税引き上げを課して以来、ペースを上げている。ブリュッセルはメキシコおよびインドネシアとの協定に署名し、インドとの協議も強化した。

この協定が実施されれば、2024年に1200億ユーロ(約1397億5000万ドル)に達したインドとEUの二国間貿易は、収支がインド側に有利なまま、さらに拡大する可能性がある。しかし関係者は、協定締結に向けた政治的意思にもかかわらず、多くの問題が未解決のままだと指摘している。

「進展には濃淡があり、関税、市場アクセス、そして持続可能性に関する約束の履行の実効性をめぐる重要な相違が依然残っている」と、貿易協議に詳しい関係者は述べた。鉄鋼、自動車、炭素賦課金、その他のEU規制に関する課題は、双方にとって敏感なテーマであるため、さらなる協議が必要だと、業界筋は付け加えた。

EUは、自動車、医療機器、ワイン、蒸留酒、食肉に対する関税の大幅な引き下げと、より強固な知的財産ルールを求めている。一方インドは、労働集約型品目の無関税アクセスに加え、拡大する自動車・エレクトロニクス分野に対する認証・承認の迅速化を求めているという。投資保護と地理的表示に関する協議も並行して進んでいる。FTAは23章で構成されており、直近のブリュッセルでの協議では11章が妥結したと、当局者らは付け加えた。

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