掲載日

2025年12月9日

バルセロナ発のファッション&アクセサリーブランド、デシグアル(Desigual)は、新市場への参入を通じて国際戦略をさらに加速している。デシグアルは、2025〜2028年の拡大計画の一環として、同国を代表するファッション&ビューティーのeコマース(EC)プラットフォームであるMyntraと提携し、インド市場でのデビューを果たした。

デシグアルは、プラットフォームのMyntraと提携し、初めてインド市場に参入した。デシグアルは、プラットフォームのMyntraと提携し、初めてインド市場に参入した。 – Desigual

6,000万人以上のアクティブユーザーを抱える同プラットフォーム上では、同ブランドのクリエイティブな世界観を発信し、まずは2025年春夏および2025年秋冬コレクションのアクセサリーのセレクションを展開する。今後は、2026年の第2段階としてアパレルを追加し、インド市場でのラインアップを拡充していく計画だ。

今回の提携により、同ブランドは、世界のEC市場のなかでも著しい成長を遂げる同市場で、デジタル志向の若年層へのリーチ拡大を目指す。この取り組みは、新規顧客との関係強化に資するとともに、国際的な基盤強化戦略の推進にもつながる。

インド市場への参入は、同社の最近のグローバルな成長イニシアチブにも連なるもので、例えば上海・新天地ショッピング地区でのブティックのオープンや、リマのジョッキープラザ・ショッピングセンターにおける旗艦店の再オープンなどが挙げられる。いずれも新たなストアコンセプトに基づいて設計されている。

1984年にトーマス・マイヤーによって設立されたバルセロナ拠点の同社は、直営店を280店舗以上展開し、10の販売チャネルを通じて107市場にプレゼンスを有する。財務面では、デシグアルは2024年に3億3,200万ユーロの売上高を計上しており、とりわけ国際展開とデジタル事業の成長がこれを牽引した。

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