独外相、中国の輸出規制による欧州産業混乱巡る問題解決訴え

写真はドイツのワーデフール外相。12月8日、北京市内で撮影。REUTERS/Tingshu Wang

[北京 8日 ロイター] – 中国を訪れているドイツのワーデフール外相は8日、中国によるレアアース(希土類)と戦略的製品の輸出規制が欧州産業に混乱をもたらしている点に言及し、問題解決を訴えた。

中国は自動車、家電、防衛など幅広い分野で使用される17種類の鉱物に関して輸出管理を導入。さらにオランダ政府が中国資本の半導体メーカー、ネクスペリアを管理下に置く決定をした後、自動車産業で広範に利用されている一部半導体の出荷も制限した。

ワーデフール氏は「これらの分野全てに不透明感が漂っており、それは払拭する必要がある」と語った。

ただワーデフール氏は、ドイツ企業向けに新たなレアアース輸出許可を中国政府に承認するよう説得するにはまだやるべき作業が「かなり多い」と明かし、先週中国が発表した第1弾の輸出許可対象にはドイツ企業が含まれていなかったことを示唆した。

一方中国の王文濤商務相は、中国側が輸出管理や半導体出荷を巡る問題に対するドイツの懸念を重視しているとしつつも、最も緊急を要する取り組みはオランダ政府が「不適切な行政介入」を中止し、半導体供給網の安定化を図ることだと強調した。

ワーデフール氏は王毅外相とも会談。王毅氏は、台湾問題で「1つの中国」政策が外交関係で重要な政治的土台になるとの見解を改めて表明した。

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