
11月8日、中国の11月の大豆輸入が同月として2021年以来の高水準に達したことが、税関データに基づくロイターの算出で明らかになった。写真は、中国広西チワン族自治区の中国とベトナムの国境に位置する徳天瀑布で田園風景を眺める旅行者。2004年5月撮影。China Photos提供写真(2025年 ロイター)
[北京 8日 ロイター] – 中国の11月の大豆輸入が同月として2021年以来の高水準に達したことが、税関データに基づくロイターの算出で8日、明らかになった。通年では南米からの好調な輸入や米国との貿易を巡る休戦を背景に過去最高となる見通しだ。
中国税関総署によると、11月の大豆輸入は前年比13.4%増の811万トン、1─11月は6.9%増の1億0379万トンだった。
上海の農業コンサルタント会社JCIのアナリスト、ローザ・ワン氏は「ブラジルからの好調な買い付けと米国産大豆の到着により、25年通年の大豆輸入は過去最高に達する見通しで、1億1000万トンを超える可能性もある」と述べた。
中国は米国との貿易摩擦の中で同国産大豆の輸入を何カ月も控えていたが、10月末に行われた両国の首脳会談を受け、このところ購入を増やしている。
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