被災地の「復興」を学び、整える。復興・再生まちづくり研究の最前線へ
福島浜通り地域の復興・再生まちづくり研究に参画。被災者ヒアリング、被災家屋調査などのフィールドワーク手法を学びながら、学生が被災地に継続的に関わるための体制を検討します。
このプロジェクトについて
このプロジェクトは、東北大学(代表機関)と福島大学が推進する「福島浜通り地域における復興・再生まちづくり研究コンソーシアム(FUREC)」の研究活動の一環として展開されます。ワカツクがFURECと連携して実施するインターンシップです。
2011年の東日本大震災・原発事故から14年以上経過した福島県浜通り地域では、今なお地域再生に向けた課題が山積しています。避難指示によって避難を余儀なくされた町村を、いかにして復興・再生していくか。本コンソーシアムでは、30年後の社会を見据えた被災地域の持続可能なまちづくり研究を推進しています。2025年2月に双葉町に現地研究拠点を開設し、調査を行いながらさまざまな住民や事業者らとの交流企画も開催しています。各地で活躍している研究者や実務者、そして、まちづくりを研究している大学院生らとともに、研究・実践活動を行いませんか?
あなた自身が研究チームの一員となり、フィールドワークの設計・実施・検証を行いつつ、被災地における研究活動に学生が継続的に関わり続ける体制等について検討・案示するインターンプログラムです。
募集要項
募集対象
大学生
期間
短期(3週間〜2ヶ月)
テーマ
地域まちづくり
職種
企画・商品開発リサーチ・コンサルティング
活動支援金
なし
活動内容
STEP1(1週目)研究体制の理解と調査手法の学習
ゴール:フィールドワークの基礎を習得し、実地調査へ向けた準備を整える
• 復興・再生まちづくり研究コンソーシアムの全体像理解
• 研究チーム(東北大学・福島大学の教員・院生)との顔合わせと相談
• フィールドワーク基礎技法の学習(ヒアリング技法、調査票設計など)
• 先行事例の文献調査と整理
• 調査倫理・安全配慮の確認
STEP2(2~4週目)実地フィールドワークの試行と環境整備
ゴール:ヒアリング調査及び実地調査を通して人的・空間的情報を蓄積する
• 被災者や被災地域のステークホルダーへのヒアリング調査(複数件)
• 被災家屋等の実地調査と記録方法の工夫
• 大学生の現地滞在に必要なサービス・生活拠点等に関する情報収集及び整理
• 安全配慮・調査倫理に基づいた実地調査の実施
STEP3(5週目)成果整理と新体制提案
ゴール:実践から得た知見を可視化し、次年度以降の展開基盤を構築
• インターン期間の活動記録の集約と分析
• 大学生向けフィールドワークガイド(初版)の作成
• 2027年体制に向けた課題抽出と改善の案示
• 研究チームへの報告・議論
成果物として、「被災家屋等の実地調査報告書」と「大学生向けフィールドワークガイドブック(初版)」の2つを想定しています。
期待する成果
• 被災地研究の手法と意義を、実践を通じて習得すること
• 令和8年度以降、大学生が円滑に研究活動に入れる環境基盤の構築
• インターン生自身の地域理解と地域住民・事業者等との関係構築
得られる経験
研究スキル
• 定性調査(インタビュー、観察調査)の実践的手法
• データ管理・分析の基礎
• ガイドブック作成の経験
地域理解
• 被災地の復興過程と現在地の深い理解
• 地域課題の複雑さと多面性の認識
キャリア形成
• 大学院進学や研究職志望への動機づけ
• 実践的まちづくり・地域協働の現場感
• 東北大学・福島大学の研究者ネットワークへの接続
対象となる人
募集人数:2人
対象となる学生
以下のいずれかに該当する方を歓迎します:
• 都市計画・建築・環境系の学部生:専攻学位の学びを実践地で深めたい方
• 社会学・社会福祉・地域研究系の学生:被災地の社会的課題に関心のある方
• 環境・地域デザイン関心層:まちづくりの実践に携わってみたい方
• 大学院進学予定者:研究の実践を通じて進路検討したい方
• 復興地域への関心層:東日本大震災から現在までの被災地の変化を学びたい方
必須条件:
• 被災地での調査研究に真摯に取り組める姿勢
• 教員・院生チームの指導に従い、協調的に活動できること
• 被災者等へのリスペクトを持ち、倫理的に行動できること
こういう人には向いていないかも…:
• 短期的なボランティア体験を期待している方
• 自分のペースで自由に活動したいと考えている方
活動条件
参加型:住み込み
このプロジェクトは住み込み型のインターンシップです。
【活動期間】
現地滞在 2026年2月9日(月)から3月13日(金)の5週間
※現地滞在の開始日・終了日は参加者と相談して調整いたします。
【活動時間】8:30~17:30 週5日
・複数のインターンプロジェクトとの集合研修(事前・事後等)を予定。
・自宅から現地までの交通費(往復1回分)の補助があります。
・宿泊場所は現地で準備しています。宿泊代はかかりません。
・シェアハウスにお米や調味料などは用意しています。それ以外の食費は自己負担です。
※このプロジェクト・活動内容についてのご質問・ご相談は、一般社団法人ワカツクまでお問い合わせください。
活動場所
主な活動拠点:FUTAHOME2階 現地研究スペース(福島県双葉町)
フィールドワーク実施地:福島県被災12市町エリア(主に浪江町、双葉町、大熊町、富岡町を想定)
【宿泊場所】
ワカツクのシェアハウスで共同生活(寝室も共同、男女別の居住スペースを用意)
(詳細は面接・説明会時に説明します)
※町の中心部まで2km。自転車で10分程度です。自転車についてはシェアハウス内に用意があります。
※現地での交通はワカツクおよびふたばプロジェクトのコーディネートチームがサポートします。
事前課題
震災・原発事故に関する基礎情報の事前インプット:東日本大震災と福島原発事故に関する基礎知識を習得しておくことを推奨します。参加確定後に、学習用資料を供します。
私たちはこんなチームです!


「30年後の復興」を目指す、大学研究の最前線
「福島浜通り地域における復興・再生まちづくり研究コンソーシアム(FUREC)」は、2011年の東日本大震災・原発事故による被害を受けた福島浜通り地域の持続可能な再生を目的とした研究実践組織です。
東北大学の都市工学・都市計画の専門研究者と福島大学の地域協働研究者が協働し、単なる「物理的復興」ではなく、「住民主導の人間主体的な復興」に資するまちづくり研究に従事しています。被災者等の生活再生、コミュニティ形成、土地利用戦略、建築・住環境整備、エリアマネジメント、地方自治など、多層的な課題に学際的に取り組み、研究知見の社会実装を進めています。
ワカツクは、このFURECの双葉町周辺での研究活動をサポートする連携機関として、学生インターン受け入れ体制の構築、地域コーディネーションを担当しています。研究チームと学生が一体となって、より実践的で継続可能な学生参加型の研究活動を実現させます。
2025年8月には、東北大学・福島大学の学部生・大学院生14名が双葉町に滞在し、復興まちづくりの政策立案を行うワークショップを開催。「ふたばアーカイブ」「ふたばルーキー育成プログラム」など、学生ならではの視点からの案が提案されました。令和5年度から令和11年度までの中長期プログラムとして、域内外の学生および国際的な人材も巻き込み、「知」の社会還元を目指しています。
受け入れ企業からのメッセージ
東北大学 / 研究チーム 主担当/苅谷 智大

被災地での研究というと、「ボランティア」「支援」というイメージを持つかもしれません。しかし、このプロジェクトでは違います。被災者の方々との対話、フィールドでの観察、データの整理・分析、すべてが「学知」になる営みです。同時に、地域の方々とともに考える中で、あなた自身も成長します。福島浜通り地域の14年の歩みを肌で感じながら、ともに課題と向き合い、ともに未来を考えませんか?

WACOCA: People, Life, Style.