公開日時 2025年12月06日 19:38更新日時 2025年12月06日 21:17

最優秀の賞に愛知の高校生ら 地方創生の政策コンテスト

 地方創生担当大臣賞に選ばれた、愛知県立猿投農林高校チームのメンバー。中央は黄川田地方創生相=6日午後、東京都千代田区

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共同通信

 地方創生の政策アイデアを競う政府主催のコンテストの最終審査が6日、東京都内で開かれ、最優秀の地方創生担当大臣賞が4組決まった。高校生以下の部では、愛知県立猿投農林高校のチームと奈良県立青翔高校のチームが選ばれた。

 猿投高校チームは、廃棄される石材を造園資材として活用する仕組みを提案。採石跡地に庭園を造り、観光拠点として活用する持続可能なまちづくりを進めている。青翔高校チームは、伝統産業の「吉野葛」から取り出した酵母を使った米粉パンを開発し、商品化を計画している。

 一般の部は、北海道大など4大学の学生らのチームと、「Next IWATE」(岩手)など3企業のチームがそれぞれ受賞。学生のチームは伝統工芸品「土佐和紙」の文化継承、企業チームは最新技術を使った農業の生産性拡大に向けた取り組みを提案した。

 コンテストは11回目。全国から1153組の応募があり、18組が最終審査に進んだ。地域の人口や産業に関するビッグデータが見られる政府の「地域経済分析システム(RESAS)」などを活用することが要件。

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