
パリのアップルストアで2021年9月撮影。REUTERS/Gonzalo Fuentes
[4日 ロイター] – ロシアの通信規制当局ロスコムナゾールは4日、米アップル(AAPL.O), opens new tabの通話アプリ「フェイスタイム」の利用を禁止したと発表した。ロシア当局は犯罪行為に利用されている外国のITプラットフォームへの規制を強化すると主張しており、その一環となる。ロシアは既に、米グーグル傘下の動画投稿サイト「ユーチューブ」、メタ・プラットフォームズ(META.O), opens new tabの対話アプリ「ワッツアップ」、ロシア発祥の対話アプリ「テレグラム」も使えないように遮断している。
ロスコムナゾールは禁止の理由について「法執行機関によると、フェイスタイムは国内でのテロ攻撃の計画と実行、実行犯の募集、ロシア国民に対する詐欺などの犯罪に利用されている」と説明した。ただ、これらの主張を裏付ける証拠を提示しなかった。
アップルはコメント要請に対し、直ちに応答しなかった。
フェイスタイムを利用できるかどうか4日に試したモスクワ市民は、画面に「利用できません」とのメッセージが表示されたと報告。ある利用者は、連絡を試みた友人が着信を確認したものの、接続できなかったと明らかにした。
ロシア当局はこうした禁止措置を合法だと主張しているが、検閲に等しく、私的通信に対する国家統制の強化だとの批判も出ている。ロシアでは政府肝いりの国産メッセージアプリ「MAX」が導入されたが、政府による監視に利用される恐れがあるとの懸念が出ている。国営メディアは政府がMAXを通じて利用者へのスパイ活動を繰り広げているとの見方を虚偽だと主張している。
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