図書館を舞台に展開される体験型パフォーマンス
カナダを拠点に活動するアーティスト、アダム・キナーとクリストファー・ウィレスによるパフォーマンス作品「MANUAL(マニュアル)」が、2026年1月24日から2月8日まで山口市立中央図書館にて開催される。本作は、観客とパフォーマーが一対一で向き合う体験型の作品であり、世界各地の図書館で上演されてきた注目作である。
「MANUAL」
公共の図書館という日常的な空間に、非日常的な感覚を立ち上げることを目指した作品である。観客はMP3プレイヤーと手書きのメモを手に、パフォーマーとともに開館中の図書館内を歩く。本を眺めたり、音声に耳を傾けたりしながら、ページの奥に眠る新たな物語や風景に触れる、静かな冒険が始まる。観客とパフォーマーは「見る / 演じる」という関係を超え、協働しながら時間を編んでいく。個々の上演は、その土地ならではの空間と人とともに構成されており、今回の山口公演では、出演者の一部に市民から選ばれたパフォーマーが参加する。また、音声ガイドにはアーティストが山口で行ったフィールドレコーディングの音源が使用されており、地域の空気が作品に溶け込んでいる。2022年の初演以降、「MANUAL」は世界各地で上演されてきた。図書館という公共空間を舞台としながら、観客にとって極めて個人的で親密な時間を提供する本作は、「舞台芸術で何が可能か」を問い直す挑戦でもある。
アーティストプロフィールアダム・キナー
ティオティアケ=ムーニヤン=モントリオール在住のアーティスト。音楽を背景に、ダンスや視覚芸術との領域横断的な作品を制作している。Artexte、モントリオール現代美術館、Leonard and Bina Ellen Galleryなどで展示を行い、イギリス、アメリカ、ブラジルなどでも活動。マギル大学、コンコルディア大学、シカゴ美術館附属美術大学MFA修了。
クリストファー・ウィレス
カナダを拠点に活動する作曲家/音楽家/研究者/ドラマトゥルク。聴覚体験に焦点を当てたプロジェクトを多数展開し、The Toronto Biennial of ArtやFierce Festivalなどで作品を発表。Public Recordingsとの長年の協働のほか、ワークショップやコミュニティアートにも取り組む。トロント大学およびバード・カレッジ卒業、現在は紛争調停を学んでいる。
「MANUAL(マニュアル)」開催概要
会場2026年1月24日(土)から2月8日(日)まで会場山口市立中央図書館(ホワイエ集合)料金有料(要チケット)URLhttps://tinyurl.com/3bb492c3
![]()

WACOCA: People, Life, Style.