韓国の李在明大統領は3日、北朝鮮に対話を促すため、米国との定例合同軍事演習について検証することはあり得るとの考えを示した。核保有国である北朝鮮との緊張緩和を図る姿勢を強めた。

  李氏は尹錫悦前大統領の「非常戒厳」宣布から1年となるこの日に合わせソウルで記者会見を開き、北朝鮮との「対話の条件を整えるために必要で、米国が戦略的なてこを要するのであれば、そうした問題について議論し検討する意思があると伝えるべきだ」と述べた。

  ソウルの米国大使館は、コメント要請に応じなかった。

  前大統領罷免後の大統領選を制し、6月に大統領に就任した李氏は自身の政権下での最大の成果の一つとして、韓国による原子力潜水艦建造の要請をトランプ米大統領が認めたことを挙げた。

  ただし同時に、実現には原潜の建造場所を含め、幅広い協議が必要になるとの認識も示し、「トランプ大統領は米国の製造業の復活のため、フィラデルフィアでの建造を提案しているが、さらに協議が必要である一方で、われわれの立場からすれば、実務的にそこでの生産は非常に困難になるだろう」と語った。

  中国と台湾を巡る最近の対立で日本を支持するかどうか問われた李氏は、韓国はどちらか一方につくことはせず、仲介役を果たすよう努めると答えた。

  一方、竹島(韓国名・独島)周辺での韓国の軍事訓練に伴う日本との緊張については、日韓協力を損なうような摩擦を抑制するスタンスを示し、日本を「切り離せない」隣国だと表現。「トラブルがあるからといって各国との関係を断てば、最終的には孤立する。協力が必要な分野は多い」と指摘した。

原題:South Korea Says US Drills Can Be Reviewed for North Korea Talks  (抜粋)

— 取材協力 Seyoon Kim and Heesu Lee

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