2025年12月2日 19:04

山梨県と鉄道事業などを手がける東急が2日、都内で包括連携協定を結びました。
観光振興や地域活性化での協力が期待される一方、長崎知事は県が進める富士トラム構想での支援についても言及しました。


都内で行われた連携協定の締結式には、長崎知事と東急の野本弘文会長が出席。
観光促進や関係人口の増加について協力するなどとした、協定書が交わされました。
一方で、長崎知事は協定書にはない別の狙いを口にしました。

長崎知事
「富士トラムという新交通システムの構想を進めています」
山梨県が進める富士トラム構想は、富士山の麓と5合目やリニア駅から県全体を結ぶものですが、運営主体や方法などは決まっていません。
長崎知事は東急が富士トラム構想の策定支援業務を担当していることを明らかにした上で、沿線を経済発展させながら、企業の利益を図る東急のビジネスモデルを評価し「ノウハウを借りたい」と述べました。

長崎知事
「トラムも県内の二次交通の柱として、ゆくゆくは考えていきたいが、沿線がどういう形になれば豊かさを増していけるのか、東急をおいて右に出る存在は日本にはないと思うので、様々な相談をしてお知恵をいただければと思う」
一方、東急の野本会長は「県に対し、どのような手伝いができるか検討している」と述べました。

最終更新日:2025年12月2日 19:04

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