10月ブラジル消費者物価、予想より伸び鈍化 年明け利下げ観測強まる

写真はサンパウロのスーパーマーケット。2024年11月、ブラジルのサンパウロで撮影。REUTERS/Amanda Perobelli

[サンパウロ 11日 ロイター] – ブラジル地理統計院(IBGE)が11日発表した10月の消費者物価指数(IPCA)は前月比0.09%上昇し、9月の0.48%上昇から伸びが鈍化した。これを受け、来年初めの利下げ観測が高まった。

住宅用電気料金の下落が影響し、予想以上に伸びが減速した。ロイター調査によるエコノミスト予想は0.16%上昇だった。

前年同月比では4.68%上昇で、前月の5.17%上昇とエコノミスト予想の4.75%上昇をともに下回った。

ブラジル中央銀行のインフレ目標は3%プラスマイナス1.5%ポイント。中銀は先週、政策金利を3会合連続で約20年ぶり高水準に据え置いた。

キャピタル・エコノミクスのアナリストらはノートで、予想以上に大幅なインフレ鈍化と明らかな景気低迷の兆候を受け、中銀が1月に利下げに踏み切る可能性があるとの見方を示したが、12月利下げの可能性は排除した。

中銀はこの日発表した金融政策決定会合の議事要旨で、最近の経済情勢から、インフレ率を目標水準に戻すには現状の15%の金利水準で十分との見方が強まったと述べた。

キャピタル・エコノミクスのアナリストらは「議事要旨は前回ほどタカ派的ではなかったものの、利下げが差し迫っている兆候は見られなかった」と指摘した。

デイコバルのアナリストらは、10月の統計を受けても年内金利が据え置かれるとの予想は変わらないと述べた。

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