2025年11月27日 16:14

県立中央病院の昨年度の赤字が17億円近くにのぼっている中、県は、国が新たに設けた地方債を活用するなどの資金繰り対策を示しました。
県立中央病院は昨年度、人件費や物価の上昇分に見合った診療報酬の改定がなされなかったことなどが影響して17億円近い赤字となりました。
今年度も経営は厳しく、今年4月におよそ33億円あった現金預金残高が、先月末の時点でおよそ18億円にまで減少しているということです。
きょうの県議会・厚生環境委員会で小倉憲一医務課長は対策が必要な状況としたうえで、国が今年度、新設した経営改善推進事業債を活用し、およそ17億円を金融機関から借り入れるほか、県の一般会計からもおよそ17億円を繰り入れることをあすからの県議会11月定例会で提案するとしました。
県内の公的病院の経営は、魚津市が、富山労災病院に対し財政支援を行う方針を示すなど各病院で厳しい状況が続いています。
最終更新日:2025年11月27日 19:04
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