
甲府・広島でプレー
サッカーJ2・ヴァンフォーレ甲府は28日、MF柏好文選手が今季限りで現役を引退することを発表。柏選手はクラブを通じ、「愛情を強く感じた」「この先も忘れることはない」などとするコメントを出し、感謝の気持ちを伝えました。
■柏選手のコメント
「この度、契約満了により、今シーズンをもってプロサッカー選手を引退することになりました。
ヴァンフォーレ甲府では、地元である山梨の地でプロとしてキャリアをスタートさせていただき、現役生活の最後にこのクラブで引退できたことを嬉しく思います。
そして、今年1年は病と闘い、それを乗り越えピッチに戻ったときのスタジアムの歓声や声援は忘れることはありません。
改めて故郷でプレー出来た喜び、そしてみなさんの愛情を強く感じました。
サンフレッチェ広島ではJリーグ制覇、ルヴァンカップ優勝と2度のタイトルを経験させていただきました。
優勝したときの感動、チャンピオンシップでのゴール、広島最後の試合での横断幕、この先も忘れることはありません。
かけがえのない11年間をありがとうございました。
この2つのクラブのユニフォームを着てプレーできたことを誇りに思います。
たくさんの人に恵まれ幸せなキャリアを送ることができました!
16年間本当にありがとうございました」
柏選手は山梨県富士川町出身の38歳。韮崎高、国士舘大を経て2010年に甲府に加入すると、ドリブルや運動量を武器に、ルーキーイヤーからクラブ2度目のJ1昇格に力を尽くしました。
その後も2012年のJ2優勝、クラブ3度目のJ1昇格にも貢献。2014年に広島に移籍すると、J1優勝、YBCルヴァンカップ制覇に導いたほか、FIFAクラブワールドカップやAFCチャンピオンズリーグ・プレーオフにも出場しました。
今季は12シーズンぶりとなる地元クラブ・甲府への復帰を果たしましたが、早々に目の病気が発覚。療養やリハビリを余儀なくされながらも、11月23日の今季ホーム最終戦でピッチに立ちました。
Jリーグは通算408試合に出場し、37得点。Jリーグのカップ戦は44試合3得点、天皇杯は31試合4得点。

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