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【11月29日 KOREA WAVE】韓国の医科大学で、学生の約5人に1人が現在も休学していることが教育省の調査で分かった。背景には兵役による現役入隊や、上位大学への再受験を目指す「半数」などがあるとされる。
教育省の資料によると、11月3日時点で全国40校の医科大学に在籍する2万3662人のうち、休学者は5060人(21%)。特に本科2年では28%、3年では24%と高く、13大学では3~4人に1人が復学していない。
休学率が最も高かったのは東亜大学で32%、続いて延世大学(原州)29%、中央大学27%など。一方、梨花女子大学は男子学生がいないため兵役の影響がなく、休学率はわずか1%だった。
休学の主な理由には現役兵としての軍入隊があり、今年1~8月に入隊した医学生は2838人と、前年の2倍超、2023年比では10倍以上に増加。医師免許取得後に任官する軍医や公衆保健医の服務期間が38カ月と長いため、短期間で済む現役兵を選ぶ傾向が強まったとみられる。
韓国医科大学・医専協議会のイ・ジョンテ理事長は「軍関連の休学が増えたことで、一時的に教育負担が軽減された側面もある」と述べる一方で、「軍医や公保医の人材不足が懸念される」と警鐘を鳴らす。
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