mruby/c活用事例[クリックで拡大]

 Rubyは、まつもとゆきひろ氏によって開発された、オープンソースのプログラミング言語だ。まつもと氏が島根県松江市在住であることから、島根県では、2009年からRubyを中核にしたIT産業振興、地域活性化に取り組んでいるという。

 このRubyを、組み込みシステム向けに軽量化したものが「mruby/c」だ。ITOCと九州工業大学の田中和明准教授が共同で開発したもので、プログラム実行に必要なメモリ消費量が約40kBと、1チップマイコンでも動作するため、IoTデバイスの手軽な導入に貢献する。

 例えば工業用ミシンの設計、製造を行うJUKI松江では、工業用ミシンの補助装置にmruby/cを採用。従来装置と比べてサイズは50%小型化、コストは25%削減、不良率は80%低減といった効果をあげたという。

 ViXionの自動でピントを調節するアイウェア「ViXion01S」も、mruby/cを採用した初のコンシューマー製品として展示されていた。ほかにもmruby/cを標準搭載したマイコンボードを用意し、島根県内の学校でのIT教育に活用するなど、さまざまな事例を紹介する。

 IT企業や人材の誘致も進んでいて、2025年4月時点での島根県内のIT事業従事者は1985人にのぼるという。ITOCの担当者は「EdgeTech+を通じて、島根県のITに注力する取り組みを知ってもらいたい」と語っていた。

EE Times Japan

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