4期16年に渡り、広島県のかじ取り役を務めた湯崎知事が28日、任期最終日を迎え、最後の公務に臨みました。
報道陣に自らカメラを向ける湯崎知事。
■湯崎英彦知事
「これSNSにアップしていいの? 」
いつもと変わらぬ様子でこの日を迎えました。
■湯崎英彦知事
「それではよろしくお願いします」
29日から新しい知事として県政を担う前副知事の横田美香氏に事務の引き継ぎを行いました。
■湯崎英彦知事
「広島県政の発展のためにしっかりと通り組んでいただきたいと思います」
2009年に初当選した湯崎知事。職員に求めた「意識改革」を自ら実行していきました。常識を覆したのが県の観光PR。「おしい!広島県」は全国的な話題となりました。
■湯崎英彦知事
「おしいというコンセプトを聞いたときは本当にえっと思った」
全国初となる知事の育児休暇を取得するなど、率先して改革を進めました。
平和への発信にも力を入れました。広島市などと共に、「G7サミット」の開催誘致を表明。
2023年には、史上初めてG7の首脳たちが被爆地「ヒロシマ」の地に集いました。
被爆80年を迎えたことしの平和記念式典。核抑止論からの脱却を訴えました。
■湯崎英彦知事
「国守りて山河なし。もし核による抑止が、歴史が証明するようにいつか破られて核戦争になれば、 人類も地球も再生不能な惨禍に見舞われます」
退任する湯崎知事に県民は。
■市民
「積極的に動いていただいたなと思いました。もう少し頑張ってもらいたかったというのもある」
■市民
「自分が知っているときはずっと湯崎さん」
「その中でずっと過ごしてきたという感じなので広島の中でほんとありがとうございますというところはあるんですけど」
■市民
「不足な点もあったと言われてますけど、よくやっていただいたと思ってますよ。(今後も)いろんな形で広島には関わっていただきたい方だなと思いましたね」
午後2時半、湯崎知事は最後の記者会見に臨み、4期16年に渡る県政運営を振り返りました。
■湯崎英彦知事
「長かったですし、その時間がどんな風に感じられたかというと短かった。あっという間に過ぎていった。(4期16年で)しびれたことは、コロナの一連の取り組み、対応だと思う」
一方、調査中の公文書偽造問題。横田新知事に課題を引き継ぐことについては。
■湯崎英彦知事
「新知事にお渡しするのは非常に申し訳ないと思っていたので。完了しなかったのは残念。構造的なものがあるとすればそこを改善する取り組みをしていく必要がある」
県職員に対しては「これまでの施策の方向を180度転換するようなこともあると思うが、躊躇せずにチャレンジしてほしい」と激励しました。
約600人の職員に見送られ、16年間過ごした県庁をあとにしました。
【2025年11月28日放送】

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