五輪=国際柔道連盟、ロシア選手の正式復帰認める 国旗使用も

IJFは27日、ロシア選手の出場停止処分を解除することを決めたと発表。同国選手らは今後、国旗などの使用が認められ、国の代表としての競技復帰となる。パリで2024年2月撮影(2025年 ロイター)

[27日 ロイター] – 国際柔道連盟(IJF)は27日、ロシア選手に対する出場停止処分を解除すると発表した。ロシア選手は今後、国旗などの使用が認められ、国の代表としての競技復帰となる。

IJFは2022年2月、ロシアによるウクライナ侵攻を受け、同連盟の名誉会長だったロシアのプーチン大統領の職務を停止。同年5月にカザンで予定されていた大会も中止となり、ロシア選手はウクライナ侵攻後からは個人の中立選手としてのみ競技参加が認められていた。

IJFは声明で、「非常に困難な紛争状況や環境下において、スポーツは人々と国家を結ぶ最後の架け橋。選手たちは政府やその他の国家機関の決定に対して何ら責任を負わない」とコメント。ロシア選手の完全復帰は「IJFの倫理的な保障に対する信頼、そしてこのスポーツの強さと健全性を反映している」と述べた。

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