鴻池運輸は11月28日、グループ会社の九州産交運輸が佐賀県鳥栖市に新拠点「鳥栖定温流通センター(仮)」を開設すると発表した。
医薬品や半導体部品などを保管できる定温・保冷倉庫や危険物倉庫を備え、2026年4月に竣工・稼働の予定。
<完成予想図>
新拠点は「鳥栖IC」から0.5kmの好立地にあり、九州全域に効率的な配送が可能なため、今後の主力配送拠点となる見通し。
半導体企業の進出で注目を集める熊本都市圏へのアクセスも良く、今後の需要増加に応えるため開設に至った。
施設は鉄骨造り4階建て、延床面積3万1336m2となる予定。危険物倉庫(別棟297m2)、倉庫内バース36台を備えるほか、適温・防虫防鼠などの面でGDPガイドラインに準拠する。
なお、新拠点開設に伴い、既存の中九州センター(福岡県小郡市)、鳥栖センター(佐賀県鳥栖市)、鳥栖コンテナ事業所(佐賀県鳥栖市)は閉鎖。倉庫機能を新拠点に集約することで、さらなる物流効率化を目指す。
■施設概要
名称:鳥栖定温流通センター(仮)
所在地:佐賀県鳥栖市姫方町567-1
延床面積:3万1336m2(事務所を除く)
規模:鉄骨造り4階建て倉庫
特徴:倉庫内バース36台、危険物倉庫(別棟297m2)、倉庫内バース入退場時の安全装置を設置、GDPガイドラインに準拠(適温・セキュリティ管理・防虫防鼠)、BCP対応(耐震構造、太陽光発電システムと非常用発電機を完備)
稼働開始日:2026年4月
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