
■イベント概要
日時: 2025年8月21日(木)17:00~18:00(日本時間)/10:00~11:00(CEST)
形式: 対面およびウェビナー形式
主催: 林野庁、FAO、ITTO、UN-REDD/AFF initiative
使用言語: 英語・日本語
会場: 日本・横浜市 パシフィコ横浜 展示ホールD S-08
ウェビナー登録: https://bit.ly/TICAD9-def
概要:森林が果たす食料安全保障、経済発展、貧困緩和などの重要な役割を踏まえ、アフリカ諸国との共創(co-creation)および分野横断的な連携により、森林減少・劣化の抑止に向けた多角的な方策を、国際機関やアフリカ諸国の代表と共に探ります。
■ 背景
アフリカは、世界でも有数の多様で豊かな森林生態系を有しています。コンゴ盆地の熱帯多雨林や西アフリカの森林、南部アフリカの木質林、東アフリカの山岳林など、豊かな森林の多様性は大陸全体の経済・社会・人々の生活にとって極めて重要です。
アフリカの森林は、木材や非木材林産物の持続可能な利用を通じて雇用と所得を生み出すだけでなく、気候変動の緩和・適応、水源涵養、土壌保全、降雨量の調整、異常気象の緩和などの多面的機能を担い、とりわけ周辺地域に暮らす住民の農業生産を支える重要な生態系サービスを提供しています。
他方で、このような重要な役割を担う森林は急速に失われています。2015~2020年の間に、世界の森林減少の約半分がアフリカで発生しており、森林減少率は世界で最も高い水準です。これにより、食料安全保障、経済発展、貧困削減への影響が懸念されています。
こうした状況を受け、多くのアフリカ諸国では森林減少・劣化の抑止を持続可能な開発の優先課題とし、国内戦略の策定・実施や国際パートナーとの連携を強化しています。これらの取り組みは、「アフリカ連合アジェンダ2063」「パリ協定」「昆明・モントリオール生物多様性枠組」など、主要な国際的・大陸的枠組みに整合するものです。
本セッションでは、アフリカ各国と国際機関が共同して開発した革新的・実証的な森林減少抑止に係るツールやソリューションを紹介し、特に持続可能な農業との統合的アプローチや実践事例を共有します。これには、FAOが2025年に公開予定の、農業由来の森林減少に対応するためのドライバー分析や政策立案を支援する情報やツールを一元的に提供する“Solutions-tree: Solutions to halting deforestation – through sustainable agrifood systems transformation” (日本政府、UN-REDDの支援)が含まれ、ベナンとギニアでのパイロットによってREDD+戦略が開発されています。また、ガーナにおける費用対効果の高い森林減少抑止策に関する知見、ITTOが支援する西アフリカ諸国(コートジボワールやトーゴ)における持続可能なアグロフォレストリーの展開や森林再生の取り組みも紹介します。
■ 目的
アフリカ各国による、持続可能な農業を通じた森林減少・劣化対策の多様な取り組みを紹介
アフリカ諸国との協働やナレッジ共創による森林減少抑止の進展を発信
国際機関が提供する支援ツールとその効果的な活用事例を共有
地域間の交流とパートナーシップの拡大を促進し、今後予定されているアフリカ地域会合への基盤を構築
■ プログラム
司会挨拶:
ジェニファー・コンジェ氏(ITTO森林管理局長)
開会挨拶:
アルー・ドホン氏(FAO事務局長補 兼 アジア・太平洋地域事務所代表)
基調講演:森林減少阻止と持続可能な農業推進に向けた革新的ソリューション
セレナ・フォルトゥナ氏(FAO森林局 上級森林官/森林減少・劣化・排出削減チームリーダー)
パネルディスカッション:「森林ソリューションの実現:持続可能な農業を通じた未来」
ラボード・ポポーラ氏(アフリカ森林フォーラム(AFF)事務局長)
ローズリン・フォスワ・アジェイ氏(前ガーナREDD+フォーカルポイント、ガーナ森林委員会訓練センター所長、REDD+・森林ガバナンス・気候政策専門家)
アウェッス・コホムラン・ベランジェ氏(ベナン 持続可能な開発担当省 シニア森林官)
コートジボワールまたはトーゴ(ビデオ発表)後、ポリカルプ・マスパ・カンバレ氏(ITTOプロジェクトマネージャー)
閉会挨拶:
河内 清高氏(林野庁国際林業協力室長)
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