東京都美術館(上野公園)が2026年の展覧会スケジュールを発表しました。
2026年度は、東京都美術館開館100周年として、「スウェーデン絵画北欧の光、日常のかがやき」「アンドリュー・ワイエス展」「都美セレクション グループ展 2026」「この場所の風景-誰のために、何のために、つくられ/記録されてきたのか(仮)」「大英博物館日本美術コレクション 百花繚乱~海を越えた江戸絵画」「オルセー美術館所蔵 いまを生きる歓び」、「あなたが世界を読むために」と、全部で7つの展覧会が予定されています。
100周年の節目にふさわしく、欧米の名品から日本美術コレクション、現代の思考を刺激する企画まで圧巻のラインナップとなりました。そこでここまで判明した各展覧会の概要について、それぞれまとめました。
開館100周年記念ロゴもあわせて発表された
東京都美術館
所在地:東京都美術館 (〒110-0007 東京都台東区上野公園8-36)
開館時間:9:30〜17:30(金曜は特別展開催中は20:00まで)
※入館は閉館の30分前まで
休館日:第1・第3月曜日(祝日・振替休日の場合は翌平日)
※整備休館 2025年12月22日〜28日、2026年1月11日〜18日
※年末年始休館 2025年12月29日〜2026年1月3日
観覧料:
入館無料(観覧料は展覧会ごとに異なる)
※最新の料金・開館情報は公式サイトを要確認
問い合わせ:TEL 03-3823-6921
アクセス:
JR上野駅(公園改札)から徒歩7分
東京メトロ銀座線・日比谷線「上野」駅7番出口から徒歩10分
京成上野駅から徒歩10分
詳細は、東京都美術館公式サイトまで。
東京都美術館開館100周年記念 スウェーデン絵画北欧の光、日常のかがやき
2026年1月27日〜4月12日
雄大な自然や心地よい暮らしで知られる北欧への関心が高まる中、スウェーデン美術を紹介する展覧会を開催します。スウェーデン国立美術館の全面協力のもと、スウェーデン美術黄金期ともいえる19世紀末から20世紀にかけて生み出された魅力的な絵画を通して、自然と共に豊かに生きる北欧ならではの感性に迫ります。

東京都美術館開館100周年記念 アンドリュー・ワイエス展
2026年4月28日〜7月5日
20世紀アメリカ具象絵画を代表する画家のアンドリュー・ワイエス(1917-2009)の回顧展。91歳で没するまで自分の身近な人々と風景を描き続けたワイエスの作品には、自分のいる側と向こう側を隔てる象徴として窓や扉といったモティーフが多用されます。本展はそれらのモティーフを中心に、ワイエスが描いた世界を見ていきます。

東京都美術館開館100周年記念 都美セレクション グループ展 2026
2026年6月〜7月上旬
従来の発想にとらわれず新しい表現を追求する現代作家たちの創作活動の支援を目的としたグループ展です。東京都美術館の展示空間だからこそ実現可能な、グループによる展覧会企画を公募し、審査により選出した3つのグループによる展覧会を開催します。
東京都美術館開館100周年記念 この場所の風景-誰のために、何のために、つくられ/記録されてきたのか(仮)
2026年7月23日〜10月7日
日本初の公立美術館として誕生し、美術家たちの作品発表の場として日本近代美術の展開と共に歩んできた東京都美術館。そこから遠く離れた場所で、発表を前提とせずに私的/個人的に展開された美術活動。それぞれの「100年」を並行して振り返ることで、美術の持つ根源的な意味や、美術館の今後のあり方について再検討する機会を創出します。
江上茂雄《海のくもり日Ⅱ》 1960年頃 クレヨン 個人蔵
東京都美術館開館100周年記念 大英博物館日本美術コレクション 百花繚乱~海を越えた江戸絵画
2026年7月25日〜10月18日
4万点に及ぶ大英博物館の日本美術コレクションから、江戸時代の屏風、掛軸、絵巻の絵画作品と、歌麿、写楽、北斎、広重など代表的な8人の浮世絵師による版画を中心に、優れた作品を厳選して紹介します。さらに、近年の調査成果や収集の背景にも光を当てることで同館が日本美術の収集・研究・保存の第一線で果たしてきた役割をたどります。

東京都美術館開館100周年記念 オルセー美術館所蔵 いまを生きる歓び
2026年11月14日〜2027年3月28日
「印象派の殿堂」と称されるオルセー美術館のコレクションから、「いまを生きる歓び」をテーマに絵画や彫刻、工芸や写真など約110点を展示。近代化により急速に変わりゆく19世紀から20世紀初頭の社会で生まれた芸術は、絶えざる技術革新の波を生きる今の私たちになお新鮮な視座を示してくれます。ミレー《落穂拾い》をはじめ、ルノワール、モネ、ファン・ゴッホらの作品を通して、多様な歓びのあり様をご紹介します。

東京都美術館開館100周年記念 あなたが世界を読むために
2026年11月19日〜2027年1月11日
本展では、アルベルト・ジャコメッティ、砂澤ビッキ、谷川俊太郎、エレナ・トゥタッチコワ、山西ももの作品を通して、アートを「世界を読む」行為として捉えます。身体や言葉、自然を手がかりに表現された作品は、「世界とは何か」という問いを投げかけ、見る者に自身の存在の核心に触れ得るような機会を開いてくれることでしょう。
谷川俊太郎 自写像 1951年
100周年の節目を迎える東京都美術館は、年明けから見逃せない企画展が目白押し。北欧の自然と暮らしの感性に出会う絵画から、アメリカ具象絵画の巨匠アンドリュー・ワイエス、大英博物館所蔵の優品でめぐる日本美術の多彩な精華、そしてオルセー美術館所蔵の名品群まで、古今東西の名作と出会える充実の1年となりそうです。さらに、公募によるグループ展や、美術の根本を問い直す企画展、「世界を読む」視座を提示する展覧会など、現代美術への取り組みも充実しています。過去最高の厚みをもつラインナップで迎える2026年の東京都美術館。今から足を運ぶ日が待ち遠しくなります。(美術展ナビ)
◇【徹底ガイド】2026年の全国の美術館スケジュールをまとめました

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