中国の不動産セクターが再び打撃を受けている。財務が健全な部類に入る企業と長らく見られていた不動産大手の万科が本土債の返済延期を提案し、一部の社債が過去最安値に急落した。 

  かつて売上高で国内最大の住宅建設会社だった万科が12月15日償還の社債20億元(約441億円)について、元本支払いの延期を求めていることが、26日夜の提出資料で明らかになった。

  2027年償還のドル建て債は27日午前に17セント下落し約23セントと、17年の発行以来の最安値を付けた。今週だけで同社債の下落率は60%に達する。

  住宅販売の長期低迷や中国恒大集団や碧桂園などの大規模デフォルト(債務不履行)で依然として苦境に立たされている不動産業界にとって、本土債の返済延期を突然求めた万科の動きは新たな逆風だ。

 

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原題:China Vanke Dollar Bonds Tumble to Record Lows as Crisis Worsens (抜粋)

 

— 取材協力 Emma Dong, Jackie Cai, Janice Huang and Qingqi She

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