
FIFA W杯の抽選手順を発表 日本はポット2 イタリアなど欧州PO枠は一律ポット4で決着 日本と同組に絶対ならないチームも判明
国際サッカー連盟(FIFA)は26日、米国、カナダ、メキシコの3カ国共催で行われる2026年サッカーW杯の抽選手順を発表した。
抽選会は12月5日(日本時間6日)に米国の首都ワシントンで行われる。
注目のポット分けは出場を決めているチームのFIFAランキングに基づいて決められ、欧州予選プレーオフや大陸間プレーオフから出場するチームはFIFAランキングにかかわらずポット4に振り分けられることとなった。
欧州予選POにはFIFAランキング12位でW杯優勝2度を誇るイタリアも出場するため、イタリアがPOを勝ち上がった場合などは「死の組」が必ず生まれることになる。
ポット分けは1次リーグで強豪同士の対戦を避けるために導入され、出場するチームを4つの段階に格付けする。抽選はポット1、ポット2、ポット3、ポット4の順で進められ、1次リーグA〜L組に割り当てられる。
ポットの振り分けは以下の通り
▼ポット1
★カナダ(CONCACAF)、★メキシコ(CONCACAF)、★米国(CONCACAF)、スペイン(UEFA)、アルゼンチン(CONMEBOL)、フランス(UEFA)、イングランド(UEFA)、ブラジル(CONMEBOL)、ポルトガル(UEFA)、オランダ(UEFA)、ベルギー(UEFA)、ドイツ(UEFA)
▼ポット2
クロアチア(UEFA)、モロッコ(CAF)、コロンビア(CONMEBOL)、ウルグアイ(CONMEBOL)、スイス(UEFA)、日本(AFC)、セネガル(CAF)、イラン(AFC)、韓国(AFC)、エクアドル(CONMEBOL)、オーストリア(UEFA)、オーストラリア(AFC)
▼ポット3
ノルウェー(UEFA)、パナマ(CONCACAF)、エジプト(CAF)、アルジェリア(CAF)、スコットランド(UEFA)、パラグアイ(CONMEBOL)、チュニジア(CAF)、コートジボワール(CAF)、ウズベキスタン(AFC)、カタール(AFC)、サウジアラビア(AFC)、南アフリカ(CAF)
▼ポット4
ヨルダン(AFC)、カボベルデ(CAF)、ガーナ(CAF)、キュラソー(CONCACAF)、ハイチ(CONCACAF)、ニュージーランド(OFC)、欧州PO A組(イタリアor北アイルランドorウェールズorボスニア・ヘルツェゴビナ)、欧州PO B組(ウクライナorスウェーデンorポーランドorアルバニア)、欧州PO C組(トルコorルーマニアorスロバキアorコソボ)、欧州PO D組(デンマークor北マケドニアorチェコorアイルランド)、大陸間PO1(ニューカレドニアorジャマイカorコンゴ民主共和国)、大陸間PO2(ボリビアorスリナムorイラク)
★はホスト国でメキシコがA組、カナダはB組、米国がD組に入ることが決まっている。また、FIFAランキング1位のスペインと2位のアルゼンチン、3位のフランスと4位のイングランドはそれぞれ決勝まで対戦しないよう逆のブロックに配置される。日本は史上初めてポット2に配置された。
同じ大陸連盟に所属するチームは各組1チームで、16チームが出場する欧州(UEFA)のみ各組2チームまでの制限がかかる。このため、ポット3までに欧州のチームが2チーム以上になった組に欧州PO枠のチームが入ることはない。
日本と同じAFC所属のイラクが含まれるポット4の大陸間PO2は日本と同組になることはない。そのためボリビア、スリナムが勝ち上がった場合も同組となることはない。ポット3のウズベキスタン、カタール、サウジアラビア、ポット4のヨルダンも同様だ。
日本の運命はポット1で3つのシナリオに分かれる
日本の運命を大きく分けるのはポット1でどの大陸連盟所属のチームを引くかだ。実力的にはホスト国3カ国が落ちるものの、ここで米国、カナダ、メキシコの北中米カリブ海連盟(CONCACAF)所属のチームを引いてしまうと、ポット3、4でCONCACAFのチームが入ることがなくハイチやキュラソーなどと同組になれない。ポット3では比較的歓迎したい部類のパナマと同組になる可能性がなくなり、ノルウェー、エジプト、アルジェリア、スコットランド、パラグアイ、チュニジア、コートジボワール、南アフリカのいずれかが来る。ノルウェー、スコットランドと同組になっても、ポット4で欧州PO枠が入る可能性が残るため、最後にイタリアが滑り込んでくる可能性もある。このため、ポット1でホスト国を引いた場合、メキシコ、日本、ノルウェー、イタリアといった最悪に近いパターンから、カナダ、日本、南アフリカ、ニュージーランドといった天国に近い組み合わせの両方になり得る。
ポット1でアルゼンチン、ブラジルと同組は避けたい
ポット1で南米連盟(CONMEBOL)所属のアルゼンチン、ブラジルを引いた場合が最悪で、この時点で日本が確実に同組を回避できるのは先に挙げた大陸間PO2とポット3のパラグアイのみとなる。残る2枠がいずれも欧州勢となる可能性も十分あり、アルゼンチン、日本、ノルウェー、イタリアといった最悪の組み合わせになることすら考えられる。
ポット1で欧州連盟(UEFA)所属のチームを引いた場合、一見厳しい組み合わせになると思われがちだが、その組には欧州勢とはあと1チームしか入れないため、ポット3でスコットランドかノルウェーを引いた場合はポット4で上位ランクチームが紛れている欧州PO枠を引く可能性がなくなり、2強2弱の組になる可能性が高い。ポット1〜4までランク通りの組分けとなり、例えばポルトガル、日本、スコットランド、キュラソーなど2位通過なら十分狙える組となる確率が高い。
死の組を生み出す張本人は実は日本?
もっとも、AFCから1チームとしか同組にならないのであれば、どのチームも日本と同組になることは避けたいと思っていることは間違いない。ポット2で日本と同組になったがために、カタールやイラクと同組にもなれず、ポット3以下で欧州勢を引く可能性まで残してしまう。日本が入った組こそが死の組となってしまう可能性もある。

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