特集はトップクラスの選手の確保を目的にしたアスリート就職支援事業です。
事業第1号の新卒社会人アスリートを取材しました。
◆空港勤務とやり投げの両立
長崎空港の駐機場。
航空機の誘導に当たるのは、諫早市出身の寺田 奈津美さん 23歳。

4月に「長崎空港ビルディング」に入社した新入社員です。
そんな寺田さんには、もう一つの “顔” が…。

力強い助走で勢いをつけ、やりを豪快に放ちます。
高校時代に日本一も経験した、期待のアスリートなんです。
(寺田 奈津美さん)
「仕事も、競技も頑張りたい」
2つの道で日々、奮闘しています。
◆かつてはU18日本選手権で「日本一」しかし…
寺田さんがやり投げを始めたのは、高校の時。
すぐに頭角を現し、2年生の時には「U18日本選手権」で日本一に。
(寺田 奈津美さん)
「自分の肩の強さをいかしたいと思って、陸上部に入ってやり投げをしようと思った」
小学生時代は、ソフトボール。
中学生の時に軟式野球部のピッチャーをしていた経験が、今も生きていると話します。

(寺田 奈津美さん)
「助走つけて投げる時に普通は引くが、ピッチャーの構えみたいにして、はめて投げる」
福岡の大学に進学した後も “やり投げ” に打ち込みましたが、当時は卒業後も競技を続けることは難しいと考えていたそうです。
しかし、2024年の9月。
(寺田 奈津美さん)
「競技人生、最後だと思っていた。インカレで入賞して、まだ競技を続けたいと思った」
『日本学生陸上競技対校選手権大会(通称:日本インカレ)』で、見事 8位入賞を果たすと、自分の中で諦めたくない気持ちが湧きあがりました。
◆切り拓く未来 “就職も競技も続ける道”
そこで応募したのが、高校時代の恩師に紹介された「アスリート就職支援事業」です。
国民スポーツ大会などで活躍できる有望な成人選手を確保し、県内アスリートの存在感を高めるための取り組みで、県スポーツ協会が去年4月から本格的にスタートしました。
( 県スポーツ協会 吉田 昌平 事務局長)
「国民スポーツ大会での得点の獲得を一つの目標として、強化事業に取り組んでいる」

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